【2025年8月版】海外旅行におすすめのクレジットカード11枚を徹底比較!

多くの人が海外へ出掛ける現代では、現金だけでは心許ないことからクレジットカードを持ち歩く人が大勢います。
クレジットカードであれば通貨の種類を気にすることなく支払いをすることができますので、海外旅行には必須の存在と言えるでしょう。
そこで今回は、海外旅行初心者の方も安心して持って行けるおすすめのクレジットカードについて解説していきます。
海外旅行初心者向けのおすすめのクレジットカード12枚を徹底比較
以下は海外旅行初心者におすすめのクレジットカード12枚になります。
海外旅行初心者におすすめのクレジットカードは年会費が永年無料で発行できるだけでなく、海外旅行保険が充実しているカードが多いため、ぜひ自分に合った1枚を選んでみてください。
年会費 | マイルの還元率 | 海外事務手数料 | 海外保険付帯額 | おすすめ度(最高5★) | |
エポスカード | 無料 | 0.25~1.25% | 3.85% | 最高3,000万円 | ★★★★ |
JCBカード W | 無料 | 0.6~6.3% | 1.60% | 最高2,000万円 | ★★★ |
三井住友カード NL | 無料 | 0.25~3.5% | 3.63% | 最高2,000万円 | ★★★ |
ライフカード(学生) | 無料 | 0~0.5% | 3.85% | 最高2,000万円 | ★★ |
VIASOカード | 無料 | なし | 3.85% | 最高2,000万円 | ★★ |
三菱UFJニコス | 無料 | 0.2~2.8% | 3.63% | 最高2,000万円 | ★★★★ |
セゾンデジタル | 無料 | 0.25~0.6% | 3.85% | なし | ★★★ |
楽天カード | 無料 | 0.25~1.5% | 3.63% | 最高3,000万円 | ★★★ |
イオンカード | 無料 | 0.25~0.5% | 1.60% | なし | ★★★ |
JAL CLUB ESTカード | 2,200円(初年度無料) | 1.0~2.0% | 1.60% | 最高1,000万円 | ★★★★ |
アメックスグリーンカード | 13,200円 | 0.5~1.0% | 2.2% | 最高5,000万円 | ★★★ |
海外旅行初心者向けクレジットカード12枚を比べてみると、以上のような結果になりました。
あくまで海外旅行をするにあたって、さらには旅行初心者が利用する上でおすすめの比較表です。
マイル還元率がもっと高いクレジットカードもありますが、使用するお店が決まっているなど条件が難しいケースがほとんどです。
エポスカード

カード名 | エポスカード |
国際ブランド | VISA |
年会費 | 無料 |
入会条件 | 18歳以上、学生可 |
マイルの還元率 | 0.25~1.25% ANAマイル、JALマイル共通(1,000ポイントで500マイル) ・0.25% 国内海外一般加盟店 、ETC、リボ払い、コンビニ、楽天Edyチャージ、マルイ ・0.5% 楽天市場、Yahoo!ショッピング、スターバックスカードチャージ ・1.25% ノジマ、モンテローザグループ各店舗、ビッグエコー |
海外事務手数料 | 3.85% |
海外キャッシング料金 | 18.0%+ATM手数料 |
海外保険付帯 | 最高3,000万円、自動付帯 |
その他の特典 | ・マルイやモディ、通販サイトでの10%オフセールや優待割引 ・全国の飲食店、遊園地入場料、カラオケ、美容院やネイル、スパや温泉入場料の割引など、他 |
エポスカードは丸井グループの株式会社エポスカードにて発行されています。

スタンダードカードは永年年会費無料、ゴールドカードは年会費5,000円ですが、年間100万円以上の利用で翌年以降無料となります。
海外手数料は3.85%と他のカードと大きく変わりませんが、海外でのキャッシングにも対応しているので現金が必要な際にも便利に活用できます。
また、海外旅行傷害保険が付帯されており、ツアー料金や交通費等をエポスカードで支払うことにより、保険適用対象となります。
さらに、エポスカードは表面がナンバーレスになっているため、店頭で出したときに周囲からの目線が気になりません。
カード決済を利用すると、登録しているメールアドレスへ即利用通知があるので、もし不正に操作されたとしてもすぐに対応できる安心感があります。
デメリットとしては、コールセンターの対応があまり良くないという話があるようです。
ただ、海外旅行の保険付帯が自動付帯していたり、会員サイトの使い勝手も良いので、利用しやすさを求めている人にはおすすめのカードです。
年会費は無料ですし、海外キャッシングも可能、VISAブランドということもありほとんどの外国の地で利用できるので、初めての海外旅行で不安に感じている人にとっては頼り甲斐のあるクレジットカードと言えるでしょう。
エポスカードでは2025年8月現在、新規入会キャンペーンとしてオンライン申し込み限定で2,000円相当のポイントを付与中です。
(2025年8月時点)
JCBカード W

カード名 | JCB カード W |
国際ブランド | JCB |
年会費 | 無料 |
入会条件 | 18歳以上~39歳以下、本人または配偶者に安定して継続した収入のある方、学生可 |
マイルの還元率 | 0.6~6.3% ANAマイル、JALマイル、スカイマイル共通(500ポイントで1,500マイル) ・0.6% 国内海外一般加盟店 、ETC、ローソン、ファミリーマート、クイックペイ利用 ・0.9% 楽天市場、Yahoo!ショッピング、髙島屋、apollostation、ビックカメラ ・1.2% Amazon、セブンイレブン、小田急百貨店、和民 ・1.8% AOKI ・3.3% スターバックスカードチャージ ・6.3% Starbucks eGift |
海外事務手数料 | 1.60% |
海外キャッシング料金 | 換算日の基準レートを換算レートとする |
海外保険付帯 | 最高2,000万円、利用付帯 |
その他の特典 | 対象店舗での利用はポイント倍率がアップ、JCBカードSの2倍ポイントが貯まる、松井証券とSBI証券でクレカ積立が可能 |
JCBカードWは日本で唯一の国際クレジットカードブランドである株式会社ジェーシービーが18~39歳を対象に発行しています。
一度カードを発行すると、その後も年会費は永年無料で使うことができます。

JCBカードWは年会費永年無料にもかかわらず、ポイント還元率が高いのが特徴。
例えば、JCBオリジナルシリーズパートナー店で利用すると、最大で21倍という高いポイントを得られます。
貯まったポイントは月額のお支払いをキャッシュバックできたり、Amazonでの買い物や、スターバックスカードへチャージすることもできるなどポイント関連に関しては充実しています。
また、海外手数料が1.6%と比較的安めに設定されており、海外でのキャッシングにも対応しています。
海外保険も付帯されており、旅行中にカードの紛失や盗難が起きたときにも、保証が手厚いので安心して持ち歩けます。
まだ年齢が若い人にとっては審査も通りやすく、使いやすさには定評があるカードです。
ポイントをためて有効活用したい方には、特におすすめのクレジットカードと言えるでしょう。
支払額を公式アプリですぐに確認でき、使いすぎを心配する学生にとってもありがたいサポートが付けられています。

JCBカードWの期間限定キャンペーンとして、JCBのクレカ積立最大2%還元、さらに最大24,000円キャッシュバックを行っています。
三井住友カード NL

カード名 | 三井住友カード(NL) |
国際ブランド | VISA、MasterCard |
年会費 | 無料 |
入会条件 | 18歳以上、学生可(高校生を除く) |
マイルの還元率 | 0.25~3.5% |
海外事務手数料 | 3.63% |
海外キャッシング料金 | 18.0%、5~50万円の範囲内 |
海外保険付帯 | 最高2,000万円、利用付帯 |
その他の特典 | 対象となるお店でスマホのタッチ決済すると大幅なポイント還元、旅行保険から6つの保険プランへ変更できる |
三井住友カード(NL)は三井住友津ループが発行している銀行系カードで、豊富なポイント還元や年会費永年無料が魅力のカードです。
海外事務手数料は3.63%で海外でのキャッシングにも対応しています。
旅行安心プラン(海外旅行傷害保険)も付帯されているので、万が一の時の金銭的保障が受けられるようになっています。
ポイント還元としては、対象のコンビニや飲食店などでスマホでのタッチ決済をすると、最大で7%ポイントが得られます。
さらに家族ポイントを登録して対象店舗で利用すると、プラスで最大5%ポイント還元されますので、ポイントを貯めたい人には嬉しいカードです。
特に学生や新社会人にとって、コンビニや飲食店での支払いは馬鹿になりませんので、三井住友カード(NL)で買い物をすることで日常的にポイントを貯めることができる点はメリットと言えるでしょう。
最短10秒で審査も完了し、カード番号が発行されるのでネットショッピングでの即利用も可能です。
カード自体は両面がナンバーレスになっているため、カード番後などを覗き見られる心配もありません。
デメリットと言える部分としては、カード入会時に自動でリボ払い設定になっているため、自身で登録を変更する必要があるという点が挙げられます。
クレジットカードの使い方に慣れている人にとっては、ポイントも貯まりやすく使い勝手の良いカードと言えます。
多くの店舗でスマホ決済を利用すると通常よりマイルが貯まりますので、日常的にスマホで決済をしている学生には嬉しいポイントです。
普通に生活しているだけでお得にマイルを貯められるため、初めての海外旅行も無料で行ける可能性が広がります。
三井住友カード(NL)の期間限定キャンペーンとして、新規入会及び条件達成で最大12,000円分プレゼントを行っています。
(2025年8月時点)
ライフカード(学生)

カード名 | 学生専用ライフカード |
国際ブランド | VISA、MasterCard、JCB |
年会費 | 無料 |
入会条件 | 18~25歳、学生専用 |
マイルの還元率 | 0~0.5% |
海外事務手数料 | 3.85% |
海外キャッシング料金 | 13.505~18.0% |
海外保険付帯 | 最高2,000万円、自動付帯 |
その他の特典 | 0~0.5% ANAマイル(300ポイントで750マイル) ・0% ETC ・0.25% 国内海外一般加盟店 、Amazon、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート ・0.5% 楽天市場、Yahoo!ショッピング |
ライフカード(学生)は学生のための専用クレジットカードで株式会社ライフカードが発行しています。
年会費無料で卒業後にはライフカード(年会費無料タイプ)へと自動的に切り替わります。
海外事務手数料が3.85%ですが、海外で買い物で利用した総額の4%相当の現金をキャッシュバックしてもらえるので手数料を心配する必要はないでしょう。
海外でのキャッシングにも対応しているので、現地の通貨(現金)が必要になった際にも安心です。
ポイント還元においては、業界最高水準のポイントプログラムを用意しており、お得に使うことができるでしょう。
入会してから1年間ポイントが1.5倍の他、誕生月はポイントが3倍になるといった特典があります。
携帯料金の支払いにカードを利用することで、Amazonギフトカード(500円分)が毎月、抽選で当たります。
さらに、社会人1年目からゴールドカードユーザーになれる可能性も開かれている夢のあるカードです。
デメリットとしては、学生で作成できるカードだからなのか最初の限度額が低いのがデメリット、ポイント利用の手続きが面倒という点があります。
学生対象のクレジットカードということもあり、サポート体制はしっかりしています。
在学中は自動付帯の海外旅行傷害保険の最高限度額が2,000万円まで付けられているので、旅行中に問題が起きたとしても安心感が違います。
現在学生で、海外旅行のためにクレジットカードを作成したい人には特に敷居が低いおすすめのカードです。
ライフカード(学生)では、新規入会で最大15,000円キャッシュバック、海外利用額4%キャッシュバックなどを行っています。
(2025年8月時点)
VIASOカード

カード名 | 三菱UFJカード VIASOカード |
国際ブランド | MasterCard |
年会費 | 無料 |
入会条件 | 18歳以上、本人に安定した継続した収入のある方、学生可(高校生を除く)、未成年は親権者の同意が必要 |
マイルの還元率 | なし |
海外事務手数料 | 3.85% |
海外キャッシング料金 | 国や地域、金融機関によって1回及び1日の上限が異なる |
海外保険付帯 | 最高2,000万円、利用付帯 |
その他の特典 | 貯まったポイントは自動キャッシュバック、会員の家族も年会費無料、特定のHPでカード利用するとポイント最大24倍獲得 |
家族でクレジットカードを持ちたい人におすすめなのがVIASOカードです。
三菱UFJニコスが発行している銀行系カードで家族会員も年会費無料になるため、非常にお得です。
学生でも持ちやすいカードと言えるでしょう。
海外事務手数料は3.85%で海外キャッシングにも対応しており、海外旅行傷害保険も付帯されています。
ETC料金や携帯などの通信料のカード支払いでポイントが通常の2倍、VIASOeショップを経由してショッピングをすると、ボーナスポイントが付与されます。
さらに、POINT名人.comに載っている楽天やヤフーショッピング、じゃらんなどのHPでカードを利用すると、最大で24倍のポイント還元もあります。
デメリットとして、999ポイント以下に関しては1年で失効するため、あまりクレジットカードを使用する機会が少ない人にはもったいないです。
溜まっているポイントを、自動で現金に変換して1ポイント1円としてキャッシュバックをしてくれるのが大きな特徴です。(1,000ポイント以上に限り)
カード利用が多いにも関わらず、ポイントの恩恵を普段から受けていない人にはメリットと言えます。
申し込みの手続きが早く、審査から発行されるまでも迅速です。
審査や手続きなどでクレジットカードの発行に二の足を踏んでいる若年層の人にとっては、待ち時間もあまりかからないので嬉しいところでしょう。
VIASOカードは入会特典として対象店舗の利用分を最大20%グローバルポイントとして還元しています。
(2025年8月時点)
三菱UFJニコス

カード名 | 三菱UFJカード |
国際ブランド | VISA、MasterCard、JCB、AMEX(アメックス) |
年会費 | 無料 |
入会条件 | 18歳以上、本人または配偶者に安定して継続した収入がある、学生可(高校生を除く)、未成年者は親権者の同意が必要 |
マイルの還元率 | 0.2~2.8% JALマイル(200ポイントで400マイル) ・0.2% 国内海外一般加盟店 、ETC、Amazon、ファミリーマート ・0.4% 楽天市場、Yahoo!ショッピング ・2.8% セブンイレブン、ローソン、東急ストア、東武ストア、オーケー、他スーパー、コカコーラ自販機、スシロー、松屋、他飲食店 |
海外事務手数料 | 3.63% |
海外キャッシング料金 | 14.95~17.95%、カード利用枠の2分の1または30万円の低い金額まで |
海外保険付帯 | 最高2,000万円、利用付帯 |
その他の特典 | コンビニやスーパー、飲食店などの対象店舗で最大20%ポイント還元、紹介すると600ポイント貰える |
三菱UFJニコスは、その名の通り三菱UFJニコス株式会社が発行しているカードです。
海外事務手数料3.63%で海外キャッシングにも対応しており、海外旅行傷害保険サービスが付帯されているので、海外にも強いカードとなっています。
年会費は家族会員も含め永年無料です。
ポイントの還元率も比較的良く、4つの国際ブランドから選ぶことができるため、クレジットカードを複数持っている人は異なるブランドを選べます。
デメリットとして、ポイント交換の際に他社のポイントへ変換すると種類によっては大きく減ってしまうことがあります。
対象店舗のスーパーで買い物をするときは高いポイントが付きますので、よく通っているお店が対象となっていると非常にお得なカードです。
特に学生や若い世代がよく利用するリーズナブルな飲食店をはじめ、コンビニや自販機でのポイント還元率が高いのは利点と言えるでしょう。
三菱UFJカードによる三菱UFJeスマート証券でのクレカ積立を行うと、最大20,000円相当のグローバルポイントがプレゼントされます。
(2025年8月時点)
セゾンカードデジタル

カード名 | セゾンカードデジタル |
国際ブランド | VISA、MasterCard、JCB、AMEX(アメックス) |
年会費 | 無料 |
入会条件 | 18歳以上、学生可、提携する金融機関に決済口座を持っている、SMSが届くスマホを持っている |
マイルの還元率 | 0.25~0.6% ANAマイル(200ポイントで600マイル) ・0.3% 国内海外一般加盟店 、ETC、Amazon、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、iD利用、クイックペイ利用 ・0.6% 楽天市場、Yahoo!ショッピング JALマイル(200ポイントで500マイル) ・0.25% 国内海外一般加盟店 、ETC、Amazon、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、iD利用、クイックペイ利用 ・0.5% 楽天市場、Yahoo!ショッピング |
海外事務手数料 | 3.85% |
海外キャッシング料金 | 年利18.0%(ATM手数料を含む) |
海外保険付帯 | なし |
その他の特典 | ポイントをマイルと交換できる、セゾンポイントモール利用で最大30倍のポイント獲得 |
セゾンカードデジタルはクレディセゾンが発行しているクレジットカードです。
海外事務手数料は3.85%でキャッシングにも対応していますが、海外旅行の傷害保険等は付帯されていません。
申し込みが完了すると、スマホアプリ「セゾンPortal」にクレカ情報が届き、画面にはデジタルカードが表示されます。
デジタルカードは通常のプラスチックのカードと異なり、スマートフォン上にクレジットカードが届くというシステムですので、最短5分で発行することができます。
後日、自宅に届くプラスチックカード自体はナンバーレスになっているため、個人情報を他人に見られるのを防げます。
タッチ決済も可能なので、スピーディーな支払いも可能です。
デメリットとして、カスタマーサポートの対応があまり良くないと言われており、マイルの還元率がANAマイルとJALマイルで異なる点も注意が必要です。
総じて、年会費無料でデジタルカードの発行が最短5分ですので、即ネットでクレジットカードを使用したい人には特におすすめです。
楽天カード

カード名 | 楽天カード |
国際ブランド | VISA、MasterCard、JCB、AMEX(アメックス) |
年会費 | 無料 |
入会条件 | 18歳以上、学生可 |
マイルの還元率 | 0.25~1.5% ANAマイル、JALマイル共通(50ポイントで25マイル) ・0.25% 楽天Edyチャージ ・0.5% 国内海外一般加盟店 、ETC、Amazon、Yahoo!ショッピング、セブンイレブン、ローソン、ENEOS ・0.75% ファミリーマート ・1.5% 楽天市場 |
海外事務手数料 | 3.63% |
海外キャッシング料金 | 18.0%、1~90万円(審査により異なる) |
海外保険付帯 | 最高3,000万円、利用付帯 |
その他の特典 | 楽天市場の買い物はポイントが最大3倍、プリペイド型電子マネーEdy搭載 |
楽天カードはその名の通り楽天カード株式会社が発行している年会費無料のクレジットカードです。
海外事務手数料は3.63%でキャッシングにも対応、海外旅行保険も付帯されています。
楽天が提供しているサービスで使用すると、楽天ポイントが貯まりやすいクレジットカードのため、日常的にネットショッピングを利用する人に支持されています。
プリペイド型電子マネーEdyを搭載したカードを選部ことができ、楽天カードからチャージする際に、200円毎に1ポイントが貯められます。
タッチ決済も可能なため、買い物もスピーディーに済ませることができます。
カードの100円利用で楽天ポイントが1ポイント付き、楽天市場で買い物をすると3倍、楽天トラベルの利用では2倍のポイントが獲得できるのが利点です。
貯めたポイントは1ポイント1円として支払いに使用でき、ガスや電気など光熱費の決済や旅行の際のホテルアップグレードといった様々な楽天のサービスを利用可能です。
デメリットとして、不正利用されたという報告が目立ちます。
相談窓口の対応があまり良くないという話もあるようです。
普段から楽天の提供するサービスを利用している人にとっては、楽天ポイントが貯まりやすい点が大きなメリットです。
旅行だけでなく、日常的なクレジットカードの利用を考えている人にとってはお得なカードです。
VISAブランド一択ですが、海外では多くのお店が対応しているので、初めての海外旅行に携帯するにも不便さを感じることはないでしょう。
2025年8月現在、新規入会と3回の利用で5,000ポイントがプレゼントされる点も魅力的です。
(2025年8月時点)
イオンカード

カード名 | イオンカード(WAON一体型) |
国際ブランド | VISA、MasterCard、JCB |
年会費 | 無料 |
入会条件 | 18歳以上、学生可(高校生は卒業年度の1月1日以降は可) |
マイルの還元率 | 0.25~0.5% JALマイル(1,000ポイントで500マイル) ・0.25% 国内海外一般加盟店 、ETC、Amazon、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート ・0.5% 楽天市場、Yahoo!ショッピング、ミニストップ、イオン、ダイエー、マックスバリュ、まいばすけっと、コスモ石油、和民、KASUMI、近畿日本ツーリスト |
海外事務手数料 | 1.60% |
海外キャッシング料金 | 7.8~18.0%、海外キャッシングは全てリボルビング払い |
海外保険付帯 | なし |
その他の特典 | イオングループ対象店はWAONポイントが2倍、お客さま感謝デーは買い物代が5%オフ、イオンシネマで映画鑑賞割引 |
イオンフィナンシャルサービス株式会社が発行しているイオンカード(WAON一体型)は、年会費無料でイオングループでの買い物がとてもお得になる特典がついています。
毎月20日と30日はお客さま感謝デーとして、対象店舗での買い物代金が5%オフになるのが大きなメリットです。
クレジットカード自体にWAON機能が付いており、Web申し込みは最短5分で発行されます。
WAONポイントはイオングループ対象店舗で利用すると、いつでも通常の2倍獲得でき、他のお店でも毎月10日に利用すると2倍のポイントが付く点も嬉しいポイントです。
デメリットとして、不正利用されることが話題になることもあり、セキュリティ関連が甘い可能性があります。
海外事務手数料は1.6%と他のカードよりも安めとなっていますが、海外キャッシングはリボ払いしか対応しておらず、海外旅行保険も付帯していませんので、この点には注意が必要です。
イオンシネマは常に300円引きに割引されるなど、イオングループのサービス利用者にとっては絶大な恩恵を受けられるカードです。
シンプルに手数料を抑え、使い勝手の良さを求める若い世代に人気のクレジットカードです。
Webによりイオンカードの新規入会及び条件達成で、最大5,000WAONポイントが貰えます。
(2025年8月時点)
JAL CLUB ESTカード

カード名 | JAL CLUB EST普通カード |
国際ブランド | VISA、MasterCard、JCB |
年会費 | 2,200円(初年度無料)、年会費に加えJAL CLUB EST年会費として5,500円必要 |
入会条件 | 20~30歳、学生可 |
マイルの還元率 | 1.0~2.0% |
海外事務手数料 | 1.60% |
海外キャッシング料金 | 15.0~18.0%、0~10万円 |
海外保険付帯 | 最高1,000万円、自動付帯 |
その他の特典 | マイル有効期限が5年に延長、限定ボーナスマイルプレゼント、ショッピングマイルが通常の2倍、サクララウンジ利用可、ビジネスクラス用チェックインカウンター利用可 |
航空会社であるJALのクレジットカードでもある JAL CLUB ESTカードは、旅行者にとって多くの特典が得られるカードです。
三菱UFJニコス株式会社が発行しており、年会費は2,200円ですが、入会初年度は無料で利用できます。
20代を対象に入会基準が定められており、高いマイルの還元率や海外事務手数料の低さ(1.6%)、海外保険付帯、ラウンジの使用などあらゆる魅力が詰まっています。
キャッシングにおいても利用額は少なめではありますが、海外での利用にも対応しています。
毎年ボーナスマイルとして2,500マイルが貰えるだけでなく、通常の買い物をするだけで2倍のマイルを貯めることができます。
マイルの有効期限も5年に延長されていることから、時間をかけてじっくり貯めることができるのも特徴です。
ビジネスクラス用のチェックインカウンターを利用できるためスムーズに搭乗できますし、年間で5回国内線のサクララウンジの利用が可能、毎年初回の搭乗時には最大で3,000マイルも得られます。
デメリットと言える点として、入会できるのは20代のみということと、多少の年会費がかかってしまうというのがネックです。
しかし、デメリットを補ってあまりある特典と、海外旅行の際のサポートなどが付けられていて、マイルも貯まりやすいのが嬉しいところでしょう。
JALユーザーにとってはかなり嬉しいカードですので、中でも初めてクレジットカードを持つ人や、海外旅行初心者にはおすすめです。
学生を含め、若いうちにラウンジを利用できることから、いち早くラグジュアリーな空間を経験できるお得なカードでもあります。
JAL CLUB ESTカードでは20代限定の入会及び条件達成で最大80,000マイルがプレゼントされ、さらに毎年2,500マイルも貰えます。
(2025年8月時点)
アメックスグリーンカード

カード名 | アメリカン・エキスプレス(R)・グリーン・カード |
国際ブランド | AMEX(アメックス) |
年会費 | 13,200円(月額制で月1,100円) |
入会条件 | 20歳以上、本人に安定して継続した収入がある |
マイルの還元率 | 0.5~1.0% |
海外事務手数料 | 2.2% |
海外キャッシング料金 | キャッシング不可 |
海外保険付帯 | 最高5,000万円、利用付帯 |
その他の特典 | 国内外の空港ラウンジを利用可(利用不可の空港あり)、独自のプロテクションサービス |
アメリカン・エクスプレスが発行しているアメックスグリーンカードは年会費ではなく、月額制なのが特徴です。
100円で1ポイントといった少額利用からもポイントを貯めることができ保障も充実しているので、日常的にクレジットカードを使う人にはおすすめです。
カード利用による損害などを保障してくれる独自のプロダクションサービスや、空港のラウンジを利用できるサービスなどが付けられています。
アメックスはJCBとも契約しているため、JCB加盟店のほとんどで利用可能です。
海外のみならず国内でのキャッシングサービスを行っていなかったり、毎月会員費がかかることがデメリットと考える人も少なくありませんが、海外事務手数料は他のカードよりも若干安めの2.2%で海外での強さを感じられます。
基本的に旅行に対しての特典やサービスが豊富で、ホテル予約や航空券のポイント還元率も高いのが利点です。
若いときから世界を回りたいと考えている人にとっては、価値あるカードと言えるでしょう。
サポートセンターの対応は素晴らしく、日本語も通じますし、ステータスもあり高い信頼度を誇るクレジットカードですので、海外旅行をよくするときには持っておきたいところです。
アメックスグリーンカードは入会特典として初月1ヶ月分の月会費無料、入会後8ヶ月以内に対象店での利用で上限15,000ボーナスポイント付与、入会後3ヶ月以内に合計20万円の利用で5,000ボーナスポイント付与といった特典があります。
(2025年8月時点)
海外旅行をする際になぜクレジットカードを持つ必要がある?

海外旅行をする際になぜクレジットカードが必要になるのか、代表的なこととして以下の点が挙げられます。
- ホテル予約・航空券予約に必要
- ホテルのチェックイン時のデポジット支払いで必要
- 海外で事故・病気になった場合 高額の医療費を支払う必要がある
これらについて、一つずつ解説していきます。
ホテル予約・航空券予約に必要
現在はインターネットの普及により、ホテルや航空券をネット上で予約する人が増えました。
実際に、楽天トラベル、アゴダ、ブッキングドットコムなどのOTA(Online Travel Agent)と呼ばれるオンライン旅行代理店は、世界中で利用されています。
OTAを通じて、航空券やホテル予約は銀行振込も可能な場合もありますが、値段が高くなる傾向にあります。
クレジットカードはスムーズに旅行計画を立てるためにも必須のアイテムと言えます。
ホテルのチェックイン時のデポジット支払いで必要
デポジットとは保証金のことであり、何らかのトラブルが起きたときの料金未払いを防ぐための取り組みです。
実際に海外のホテルへ宿泊時に事前にデポジットを払わないと宿泊を拒否されることがあるので、頭に入れておく必要があるでしょう。
もちろん一時的な預かり金のため、チェックアウト時に戻ってきます。
筆者自身、大学生のころ香港にある高級ホテルに宿泊した際にデポジットとして10万円を求められました。
私が持っていたクレジットカードだと毎月10万円までしか決済できなかったため、急遽香港から国際電話を行い、カードデスクに相談し、一時的に限度額を上げてもらった経験があります。
慣れない海外でこのようなトラブルに遭遇しないためにも、クレジットカードを複数持つか、海外へ渡航する際に一時的に限度額の調整を行うようにしましょう。
海外で事故・病気になった場合 高額の医療費を支払う必要がある
海外旅行では十分注意をしていても、時折事故や病気にあってしまうといった場合もあります。
国内で事故・病気にあった際は病院へ行き、医療処置を受けて保険を使ってお金を払います。
しかし、海外では日本の保険制度は通用しません。
現地で提示された金額を払う必要がありますが、海外の医療費は日本と比べて非常に高額なのが特徴です。
筆者自身、ベトナム・ダナンで発熱をしてしまい、病院で検査をしただけで5万円もの金額を請求されてしまいました。
そんなとき、手持ちのクレジットカードに海外保険が付けられていると、非常に役立ちます。
もちろんカードに付帯される保険が対象であることが条件ではありますが、医療保障に助けられるのは間違いありません。
ほんの数日の旅行だからと侮っていると、思わぬ落とし穴があるかもしれませんので、お持ちの人は手元のクレジットカードに海外保険付帯があるのか確認しておきましょう。
また、海外旅行保険の制度として、診察後、ご自身で現地の病院で精算、領収書や証明書を発行してもらい、帰国後に保険会社に請求するシステムです。
そのため、限度額が少ないクレジットカードを1枚しか持っていない場合は、病院の診察代が払えず、トラブルの原因にもなりますので、限度額を調整するか、2枚目のクレジットカードの発行を検討しましょう。
海外旅行向けクレジットカードは何枚持ちが理想?
海外旅行を考えて発行するなら最低でも2枚は持っておきたいところです。
1枚では何らかの理由でカード利用をしたときに、限度額が上限に達してしまうこともあります。
理想としては3枚持ちを推奨します。
1〜2枚目にVISAもしくはMasterCard、3枚目にアメリカンエキスプレスもしくはJCBといった国際ブランドが良いでしょう。
アメリカンエキスプレスやJCBの国際ブランドではカード決済に対応していない場合が多いので、海外旅行初心者の人はVISA、MasterCardの発行をおすすめします。
1枚は財布に入れ、1枚はキャリーケースなどに入れておくなど別々の場所に保管しておくと、トラブルが起きたとしても1枚残っていれば何とかなります。
多過ぎれば良いわけではありませんが、数枚は確保しておくことが望ましいです。
海外旅行向けのクレジットカードを持つメリット
実際に海外旅行向けクレジットカードを発行させるメリットには以下のようなものが挙げられます。
- 大金を持つ必要が無い
- 海外キャッシングが利用可能になる
- 海外旅行保険を利用できる
- 支払い能力の証明につながる
- マイルが貯まる
- 空港ラウンジが利用できる
他にもたくさんありますが、以上の6つが代表的なメリットと言えるでしょう。
ここでは、それぞれのメリットについて解説していきます。
大金を持ち歩く必要がない
大金持って行ったとしても、結局スリなどに盗難されてしまえば意味がありません。
旅行を楽しむどころの話ではなくなりますし、下手をすればスリだけでは済まされない可能性もあります。
クレジットカードをメインとして持っていれば、大金を持ち歩く必要はなくなります。
必要最低限のお金を持ち、クレジットカード主体で支払いを行えば良いからです。
仮に盗難にあったとしても、即座にカスタマーサポートに連絡をして機能を停止させてしまえば悪用もできません。
クレジットカードを持つことは、安全性という観点から言えばこれ以上の理由はないでしょう。
海外キャッシングが利用可能になる
海外旅行の際、クレジットカードに海外キャッシングの機能が付いていれば、海外ATMで簡単に現地通貨を入手できます。
クレジットカードによる海外キャッシングのレートは、海外の銀行や両替所を利用するよりも比較的抑えられています。
ATM手数料分が追加されるのでイメージ的にはあまり良くないかもしれませんが、実は利用した日の実勢レートによって換算されるので他の為替レートよりも良い場合があります。
翌月に一括で返済をすると、金利とATM手数料を合わせても海外の両替所の手数料よりも安くなるので、クレジットカードの海外キャッシングサービスは、かなりのメリットであることが分かります。
海外旅行先で余分なお金を持ち歩くより、クレジットカードで海外キャッシングを利用する方が安全ですし、非常にお得です。
海外旅行保険を利用できる
海外旅行をしているとき、もし病気やケガをしたらどうしますか?
恐らく誰もが、現地の病院へ行くと答えるでしょう。
それは、日本国内で病気やケガをしたときと同じ考えが頭をよぎるからですが、こんな話を聞いたことはないでしょうか。
「海外の医療機関で治療を受けると高額な治療費を請求される」
もし何日も入院をすることにでもなれば、とてつもない費用が必要です。
多くのクレジットカードには、海外旅行保険が付帯されていることも珍しくありません。
海外旅行保険が適用されれば、手元のクレジットカードに定められている保障が約束されています。
ほんの1週間程度海外に遊びに行くだけで、危ない場所に行かないから保険は必要ないと思っている人も、世界では日本での常識は通用しないことを覚えておいて損はありません。
僅かな油断が、大きな損失へとつながる可能性は十分にあると言って間違いないでしょう。
クレジットカードを持っていれば、ちょっとしたトラブルにも対応してくれるため、安心して旅行を楽しむことができるはずです。
支払い能力の証明につながる
実はクレジットカードを持っていると、海外では支払い能力のある人と認知されます。
一般的に日本ではクレジットカードは単なる後払いができるカードと言う認識が強いですが、海外では古くから身分を証明する意味合いが含まれています。
クレジットカードを持つこと自体、カード会社の審査を通過できた信用のおける人というように見なされるからです。
特に海外のホテルやレンタカーなどでは、利用をする際にデポジットを求められます。
デポジットとは、保証金や預かり金という意味を持ち、部屋や車を借りる前に預けておくお金のことです。
返却する際に何もなければ戻ってくるお金ですが、仮に部屋の物を壊したり、車をぶつけたりしたとき、海外旅行者に保障されず逃げられてしまう可能性を避けるために生まれた制度です。
もちろん全てのホテルやレンタカーで適用されるわけではありませんが、高い確率でデポジットを求められることでしょう。
クレジットカードを所有していないと、そもそもサービスが利用できず、海外で路頭に迷ってしまう可能性があるので所有することをおすすめします。
マイルが貯まる
マイルとは航空会社が提供しているポイントのことです。
航空機に乗ったり、対象となるサービスを利用することで貯めることができます。
マイルを貯めることによって、下記のようないくつものメリットが生まれます。
特典航空券との交換ができる
最も知られているのは、特典航空券と交換ができるようになることです。
たくさんのマイルを貯めると、航空料金が無料になったり、割引価格で飛行機に乗ることができるようになります。
仕事や旅行などでよく海外に出かける人は、マイルを効率よく貯めることができるので、無料で飛行機に乗っている人もよく見かけます。
マイルをコツコツ貯めることによって、ハワイやバリ島といった憧れのビーチリゾートへマイルを使ってお得に旅行ができるのでマイルの還元率も重視することをおすすめします。
ただし、マイルの還元率が高いクレジットカードは年会費が高い傾向にあるので、ご自身の年間の決済額などを考えながら発行を検討されると良いですよ。
座席をグレードアップ
マイルを使うことで旅行の際の座席をアップグレードできます。
例えば、エコノミークラスをビジネスクラスに変えたり、ビジネスクラスをファーストクラスに変更することが可能です。
座席のグレードアップは、旅の質を上げてくれることでしょう。
提携先ポイントへの交換
提携している電子マネーなどに、マイルからポイント交換できます。
マイルを貯めても飛行機にあまり乗る機会がないときは、こちらのポイント交換を利用すると様々な面で役に立つでしょう。
他にも、ホテル代が割引されたり、レンタカーが無料になったり、特別なプレゼントが貰えることもあります。
様々な特典がマイルには付いてきますが、効率よく貯めるためにクレジットカードを利用している人は少なくありません。
マイルを貯めることができるクレジットカードを利用すると、日常的な買い物や食事をするだけで自動で貯められます。
このマイルを貯めるためには、各航空会社のマイレージプログラムへの加入が必要です。
その際にクレジットカードを登録しておくと、マイルを貯めやすくなるでしょう。
空港ラウンジが利用できる
空港ラウンジとはこれから旅行に出かけようと空港で待つ際に、乗客が快適な時間を過ごせるよう設けられている特別な待合室のことです。
国内の空港ラウンジでは無料のソフトドリンクやWiFi環境のみの提供になっていることが多いですが、国際線のラウンジでは軽食ビュッフェやアルコールを楽しめたり、シャワールームなどが無料で使えます。
空港ラウンジは、誰でも利用できるわけではなく、ビジネスクラス以上のフライト予約をしている人を対象にしていたり、料金を支払うことで入れるラウンジも存在します。
そんな空港ラウンジも、一定のクレジットカードを所有している人は入場できる、という特典が付いているカードがあります。
空港ラウンジをお得に楽しみたい!という人はぜひ下記記事もチェックしてみてください。
関連記事>>【2025年8月版】空港ラウンジが年会費無料のおすすめクレジットカード13選
海外旅行でクレジットカードを持つデメリット
ここでは、海外旅行の際にクレジットカードを持つことで起こり得るデメリットについて紹介します。
具体的には以下のようなことが挙げられます。
- 海外利用手数料が発生する
- スキミングリスク
- お店によっては現金払いのみの店舗もある
- 海外キャッシング手数料が発生する
- 海外ATM内にクレジットカードが吸い取られるリスクがある
以上のようなデメリットについて、一つずつ解説していきます。
海外利用手数料が発生する
海外で買い物やサービスでクレジットカード決済をすることで、海外利用手数料というカード会社の特別な手数料が発生します。
海外利用手数料は、カード会社の国際ブランドの基準となるレートに、独自の手数料が上乗せされるという仕組みです。
カード会社により手数料は変わりますので、旅行の前に確認しておいた方が賢明です。
海外でクレジットカードを使って買い物やアクティビティを楽しんだ際に、自身で計算した金額よりも高くなっているのは、多くがこの海外利用手数料の影響です。
スキミングリスク
スキミングというのは、クレジットカードの情報を不正に奪い取り偽造したカードを使って不正に利用する犯罪のテクニックです。
近年、特に注意喚起されている犯罪行為の一つであり、国内でも実際に被害を受けたという人が急増しています。
現在もその犯罪は増え続けており、警察を始め日本クレジット協会でも注意を呼びかけています。
中でもスキミングによる犯罪は、海外において非常に多いと言われています。
近年の手口としては、クレジットカードを差し込んで決済をする際に、その決済端末が偽物で情報を盗まれることがあります。
非常に巧妙な手口であり、決済を行う店側や店員がグルになっているケースもあるようです。
さらに、タッチ決済ができるクレジットカードの場合は、電波を通じて情報を盗み取るという高度なテクニックも存在します。
どちらもあまり日本では見かけない方法ですが、海外旅行の際に被害にあう可能性はゼロではなく、スキミングリスクについては用心するしかありません。
万が一、知らない決済履歴が判明したら、すぐにクレジットカード会社へ連絡し、カードの停止手続きおよび被害手続きを行うようにしてください。
お店によっては現金払いのみの店舗もある
海外旅行でクレジットカードを利用するデメリットの中でも、最も遭遇する可能性が高いのが、現金払いしか通用しない店舗の存在です。
もちろん、田舎に限らず都会でも使えない店舗がありますので、意外と知られていない盲点と言えるでしょう。
国内もですが、海外でもクレジットカード決済を導入したときの手数料が馬鹿にならないという話があり、以前は使えたのに現金払いのみにシフトするお店もあると言います。
完全キャッシュレスという楽で安全な方法にも、様々な理由から取り入れを断念する店舗があるのは事実です。
日本であれば近隣のコンビニにあるATMなどで現金を引き出せますが、海外になると勝手が分からず、途方にくれてしまう可能性があります。
正直、完全キャッシュレスは現実的に不可能と言えるので、海外旅行をするときは最低限のお金を持って行ったり、現地でクレジットカードのキャッシングを利用するといいでしょう。
海外キャッシング手数料が発生する
クレジットカードの海外キャッシングは、使い方によっては両替所などよりもお得にお金を借りられることもあり、実際にかなり利用されている人もいます。
しかし、全ての国でお得になるわけではありません。
クレジットカードの海外キャッシングは、追加手数料を加算されるため、何も考えずに適当なATMを利用してしまうと非常に高い手数料が取られることもあるようです。
実際にイスタンブールを旅行した方が、25,000円キャッシングをしたら手数料として2,500円引き落とされたという例があります。
もちろん国の情勢などによってレートは変わりますので、上記の金額になるか分かりませんが、酷い時はもっと高い手数料が発生してもおかしくありません。
海外キャッシングを利用するのであれば、事前に手数料について調べておいた方が良さそうです。
海外ATM内にクレジットカードが吸い取られるリスクがある
実は海外でクレジットカードを利用する際に、最も恐れられているのがATMに吸い取られてしまうことです。
これは海外キャッシングを利用した人に起こる現象ですが、現金をキャッシングしようとクレジットカードをATMに差し込んだら戻ってこない、という事例が実際にあります。
単なるATMの故障が考えられますが、街中の怪しいATMを使用すると吸い込まれて二度と出てこない詐欺的な犯罪に巻き込まれるケースもあるようです。
国内であれば、仮に吸い込まれてもATMに備え付けの電話でセキュリティに連絡すれば対処してもらえます。
もちろん海外も同じようにサポートに伝えれば取り出してもらえますが、英語がある程度話せないと大変です。
そもそもATMに電話が付いていないケースもあり、その場合はスタッフを探すか、付けられている緊急連絡先に電話をかける必要があり、この場合も語学力は必要です。
海外キャッシングを利用する人は海外旅行に慣れている人が多いため、ATMの吸い取られに対する知識が備わっているかもしれませんが、初心者にはかなりのリスクと感じることでしょう。
海外旅行向けのクレジットカードの選び方
ここでは、初めて海外旅行に行く人におすすめのクレジットカードの選び方について、以下の点を例に挙げながら解説していきます。
- 最初の1枚は「VISA」か「MasterCard」を選ぶ
- 海外事務手数料が安いかどうか
- 海外保険が付くかどうか
- 海外キャッシングに対応しているかどうか
- ポイントの還元率
- サポート体制の充実度
こちらを参考に、自分に合うクレジットカードを探してみてください。
最初の1枚であれば、「VISA」か「MasterCard」を選ぶ
結論から言えば、初めて作るクレジットカードの国際ブランドは「VISA」か「MasterCard」を選ぶことがおすすめです。
以下の特徴を参考にしてください。
VISA | 世界No.1のシェア率、海外に強い(特にアメリカ方面) |
MasterCard | VISAに次ぐシェア率、海外に強い(特にヨーロッパ方面) |
American Express | ステータスが高い、付帯サービスの質が良い |
Diners Club | ステータスが高い、付帯サービスの質が良い |
JCB | 日本人によるサポート、付帯サービスの充実 |
上記のように、「VISA」や「 MasterCard」は世界的に知られていて、シェア率もずば抜けて高いことが挙げられます。
ほとんどの国のクレジットカードが利用できるお店で対象になっているため、利用不可と言われる心配がありません。
海外旅行で利用したいのであれば、海外に強いクレジットカードを発行しておくこと重要です。
海外事務手数料が安いかどうか
海外事務手数料というのは、海外でクレジットカードを使用した際にかかってくる追加のコストのことです。
カード会社では、この手数料をパーセンテージで表していますが、クレジットカード毎に異なります。
安いところと高いところの差は大きく、海外でクレジットカードを使えば使うほど余分なお金がかかってしまうことがあります。
少しでも旅行費を節約したいのであれば、まずはクレジットカードの海外事務手数料について調べておきましょう。
もちろん安ければそれでいいわけではなく、他の要件を加味しながら理想的なクレジットカードを選ぶことが大切です。
海外旅行保険が付くかどうか
クレジットカードには海外旅行保険が特典として付帯されているものが多く存在します。
しかし、どの海外旅行保険も同じではありません。
クレジットカードに付帯される保険は、自動付帯と利用付帯というように分けられています。
自動付帯というのは、海外旅行先で病気やケガをしたり、盗難などのトラブルにあったときに自動で保障が受けられるという制度です。
主に、そのクレジットカードの持ち主に適用される特典のようなものですので、万が一何かが起きたとしても安心感が違います。
ただ、もう一つの利用付帯に関しては、そのクレジットカードで飛行機代やホテル代を払うなど、旅行に関連した利用をしなければ保険は適用されません。
海外旅行向けのクレジットカードを発行する際は海外旅行保険が自動付帯なのか利用付帯なのかしっかり確認してから申し込みしてください。
海外キャッシングに対応しているかどうか
キャッシングについて拒否感を持っている人もいるかもしれませんが、実は海外キャッシングの機能はクレジットカードを選ぶ際に非常に重要な要素と言えます。
現金は日本から持って行けば良いと思う人もいますが、海外であまり大金を持ち歩くのは良いとは言えません。
盗難被害にあう可能性もありますし、できるだけ少額で済ませられるならお得と言えるでしょう。
ただ、突然の出来事で現金が必要になることもあります。
そんなときに、手持ちが少なければお金を用意しなければなりません。
もしクレジットカードに海外キャッシングが対応していれば、素早く返済手続きをすることで両替所よりも安く済ませられる可能性があります。
高いレートで両替をしなくて済みますし、必要なときに必要なだけキャッシングをすれば助かります。
希望しているクレジットカードに海外キャッシングのサービスが対応しているのか、カード発行を行う前に確認しましょう。
ポイントの還元率
クレジットカードを利用するとポイントが貯まります。
一般的にポイントと言えば電子マネーや商品に交換したり、キャッシュバックするというイメージがありますが、クレジットカードのポイントはマイルと混同されています。
ポイントとマイルは本来異なるもので、クレジットカードによっては両方備わっているものもあります。
基本的には、マイルのことをポイントと呼んでいるケースが多いと思っていいでしょう。
このマイルは航空券へ交換できたり、座席をグレードアップするなど様々な恩恵が受けられます。
クレジットカードによっては日常品と交換できるポイントよりもマイルの方が貯まりやすいこともあります。
マイルで交換できる航空関連の特典は、金額で換算するとポイントを貯めるより圧倒的に高くなるケースがほとんどです。
JALやANAのマイルをコツコツと貯めていきたいという人は、最低でも還元率が1%あるクレジットカードを選択することをおすすめします。
サポート体制の充実度
各社が発行しているクレジットカードには、様々な特典が付けられていますが、何より大切なのはサポートです。
国内での利用もですが、特に海外旅行先でのサポートがしっかりしていないと、万が一のときに苦労をする羽目に陥ります。
セキュリティがしっかりしているのは当然のこと、仮に不正利用をされたり、盗難や紛失をしたときに海外にいたら不安を感じるでしょう。
そんなときに即対応できる体制が整っているのか、カスタマーサポートが24時間対応してくれるのか、土日なども対応してもらえるのか、その際に日本語は通用するのか、などを確認しておきましょう。
電話連絡は当然ですが、他にもメールやチャットなどの連絡手段が整っていると便利です。
不正利用をされたときのために、通知機能や利用制限をかけられるなら、さらに安心できます。
サポート体制の充実度は、クレジットカード自体の信用度にも挙げられるので、事前に確認しておきましょう。
海外旅行向けのクレジットカードでよくある質問
ここでは海外旅行向けのクレジットカードに関して、よくある質問についてご紹介していきます。
海外のATMを利用したらカードが出てこない
稀に海外のATMを利用したキャッシングで、クレジットカードが吸い込まれてしまう事例が発生しています。
多くの場合で、これはATMの盗難防止策が発生したものと思われます。
現金をクレジットカードを挿入して操作をした際に、カードをすぐに引き抜かないと吸い込まれてしまいます。
こういったときは、そのATMに記載されている緊急連絡先に連絡をするなど、関係者に即対応を求めてください。
しかし、中には詐欺に引っ掛かるケースもあります。
ATM自体がスキミングをする機械になっていて、この場合は連絡をしても対応してもらえません。
不正に利用される前にクレジットカード会社に連絡をして、すぐに止めてもらいましょう。
海外で警察官から職務質問としてカードの提示や暗証番号を求められた
悪質な詐欺事件です。
国内はもとより、海外でも警察官が一般人にクレジットカードの提示や暗証番号を尋ねることはありません。
警察の格好をした詐欺師の可能性がありますので、絶対に教えないでください。
仮にカードを奪われたり、暗証番号を伝えてしまったら、すぐにカード会社に連絡をして止めてもらい、最寄りの警察署へ駆け込みましょう。
海外でのカードの利用方法は?
基本的な使い方は日本と同じです。
食事や宿泊、ショッピングの際はクレジットカードを提示して伝票の確認をした上でサインします。
カードリーダーが備わっているお店の場合も日本と同様に、カードを差し込んで暗証番号を入力すると決済されます。
伝票を貰い、金額に相違がないか確認してください。
海外のショッピングでICカード利用の際に暗証番号が4桁以上だった
海外では、カードリーダーでクレジットカード支払いをするときに、暗証番号が4桁以上求められるケースがあります。
この際に番号の前後に0を入れるなどの必要はありません。
そのまま4桁の暗証番号を入力して終了すれば大丈夫です。
空港ラウンジはクレジットカードを持っていると入れると聞いたのですが?
空港ラウンジは飛行機に乗る前に乗客が快適に過ごせるよう設置されている特別なサービスです。
日本だけでなく世界中の主要空港に設置されていて、フライト時間を待つ人の憩いの場となっています。
そんなラウンジにクレジットカードを持っていれば入れるというのは、イエスでもありノーでもあります。
簡単に表で表すと、以下のようになります。
各ラウンジ | ラウンジに入れる対象 |
カードラウンジ | クレジットカード会員(ゴールド以上) |
航空会社ラウンジ | ビジネスクラス以上の乗客、マイレージプログラム上級会員 |
プライオリティ・パス・ラウンジ | プライオリティ・パス 会員(クレジットカード付帯あり) |
空港ラウンジにはクレジットカードの会員が入れる「カードラウンジ」と航空会社が独自に設置をしている「航空会社ラウンジ」、プライオリティ・パス会員のみが入れる「プライオリティ・パス・ラウンジ」が存在します。
この中で、クレジットカード会員というだけで入ることができるのは「カードラウンジ」と「プライオリティ・パス・ラウンジ」です。
しかし、「カードラウンジ」はクレジットカード会員なら誰でも入れるというわけではありません。
これには「当日の搭乗チケットを持っている」ことと「ゴールドカード以上のカード会員」という条件があります。
ノーマルカードでは基本的に対象になりませんので、クレジットカードのクラスを変えることが必要です。
「プライオリティ・パス・ラウンジ」はプライオリティ・パス 会員のみが入れるラウンジです。
この会員になると、世界1,700箇所以上のラウンジを利用できるという特別なサービスと言えます。
公式のWebサイトから申し込める他、特定のクレジットカードに付帯されていることがあります。
こちらの会員にはグレードが設定されており、それぞれにラウンジの利用回数や料金が発生するなど、細かい違いがあるので、会員になる前に確認をしておくといいでしょう。
関連記事>>【2025年8月版】プライオリティパス付きおすすめクレジットカード18枚を徹底比較
海外でクレジットカードを紛失したら
海外でクレジットカードの紛失、または盗難にあったときはすぐにカード会社に連絡してください。
即連絡をしてカードの利用停止手続きを行わないと、悪意のある利用をされる可能性があります。
カードの裏面に緊急連絡先などが書いてあるかもしれませんが、失くしてしまうとそれも分かりません。
そのため、万が一のことを考えて、手帳やスマホなどに緊急連絡先を記載しておきましょう。
利用停止手続きを終えたら、次は現地の警察署に行き被害届を提出してください。
このときに放置してしまうと、カードを悪用された本人として誤認されることがあります。
言葉を話せないからと躊躇せず、すぐに被害届を出すことが重要です。
カード支払いの際に現地通貨にするか日本円にするか聞かれました
海外でクレジットカードを使っての買い物をするとき、店員から現地通貨にするか日本円にするか尋ねられることが稀にあります。
そのときに日本円を選択する人もいますが、実は現地通貨よりもレートによって割高になるケースがあるのです。
日本円を選んだ方が請求金額も分かりやすくて安心感が違いますが、結果的に高く支払うことになり兼ねないので注意が必要です。
海外旅行向けのクレジットカードを発行して海外旅行を満喫しよう!
クレジットカードの種類は豊富なため、初めて作成するときには迷ってしまいます。
特にクレジットカード1枚
もちろん、他にも魅力的なサービスやプランが備わったクレジットカードがたくさんありますので、じっくり吟味して好みのカードを選びましょう。