一人でも多くの人に喜びや感動を与えられる存在に。
一人でも多くの人に喜びや感動を与えられる存在に。
SHARE:

セゾンプラチナビジネスアメックスのメリット・デメリット・改悪情報を完全解説

セゾンプラチナビジネスアメックスのメリット・デメリット・改悪情報を完全解説

「プライオリティパスが使えるプラチナカードが欲しいけど、年会費が高すぎる…」そんな悩みを抱える人に支持を集めているのが「セゾンプラチナビジネスアメックスカード」です。

ビジネスカードという名前でありながら、サラリーマンやフリーランスも申し込み可能で、初年度年会費無料で本格的なプラチナカードを持てることから「最強の高コスパカード」として人気があります。

しかし、2025年6月のサービスリニューアルによる年会費値上げや、過去数年にわたる一部サービス改悪も事実として存在します。

本記事では、セゾンプラチナビジネスアメックスカードを検討中の方に向けて、メリット・デメリット・サービス改定の実態をわかりやすく解説します。

もくじ
目次を全て見る
  1. セゾンプラチナビジネスアメックスカードの基本情報
  2. セゾンプラチナビジネスアメックスはどんな人におすすめ?
  3. セゾンプラチナビジネスアメックスカードを発行するメリット
    1. 基本特典として初年度年会費無料
    2. ビジネスカードでもサラリーマンやフリーランスの申し込み可能
    3. プライオリティパスのプレステージ会員が付帯されている
    4. プライオリティパスの空港レストラン・リフレッシュ施設も利用できる
    5. 日本国内のプライオリティパスレストラン・リフレッシュ施設訪問例
    6. 国内のカードラウンジが無料
    7. JALマイルの還元率が最大1.125%と高還元率
    8. 海外保険が充実している
    9. 対象のレストラン2名利用で1名分のコース料理代が無料
    10. 星のやリゾートを最大45%割引で利用できる
    11. ビジネスシーンのユニークな保険が充実している
  4. セゾンプラチナビジネスアメックスカードを発行するデメリット
    1. 年会費が高い
    2. 家族カードが発行できない
    3. JALマイル以外のマイル還元率が悪い
    4. 海外キャッシングのレートが悪い
    5. 旅行保険が利用付帯
  5. ほかのプラチナカードとの徹底比較
  6. セゾンプラチナビジネスアメックスカードの改悪情報
  7. セゾンプラチナビジネスアメックスカードの審査難易度
  8. セゾンプラチナビジネスアメックスカードが届いたらすべきこと
    1. セゾンNetアンサーの登録を行う
    2. プライオリティパスの申し込み(最優先)
    3. 一休ダイヤモンド会員に登録する
    4. ETCカードの申し込みをする
    5. 追加カードの申し込みを検討する
    6. サイバー保険・ゴルファー保険の内容を確認する
  9. セゾンプラチナビジネスアメックスカードの審査基準
    1. 審査にかかる期間
  10. セゾンプラチナビジネスアメックスカードの審査通過率を上げる4つのポイント
    1. ポイント1:申込内容を正確に記入する
    2. ポイント2:同時期に複数カードへ申し込まない
    3. ポイント3:キャッシング枠は0円または低額に設定する
    4. ポイント4:既存の借入残高を減らす
  11. セゾンプラチナビジネスアメックスカードについてよくある質問
    1. セゾンプラチナアメックスカードとの違いは?
    2. セゾンプラチナビジネスアメックスカードの審査時間は?
    3. 法人口座を引き落とし口座にすることは可能?
  12. セゾンプラチナビジネスアメックスカードを発行して人生を充実させよう

セゾンプラチナビジネスアメックスカードの基本情報

セゾンプラチナビジネスアメックスの券面

セゾンプラチナビジネスアメックスカードは、株式会社クレディセゾンが発行するビジネス向けプラチナカードです。

ビジネスカードという名称ですが、個人事業主や会社員も申し込み可能で、プラチナカードとしては比較的申し込みやすい審査基準が設定されている点が大きな特徴です。

カード基本情報
カード名セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
ブランドAmerican Express
入会条件・サラリーマン

・個人事業主

・経営者を含む安定した収入がある人

・社会的信用を有する連絡可能な人(学生、未成年を除く)
入会キャンペーン新規入会後、3カ月間にわたってショッピングの利用時に通常の4倍還元(12,000円相当)
年会費初年度年会費無料
※次年度以降年会費33,000円(税込)
追加カード3,300円(税込)(最大9枚まで発行可能)
プライオリティパス利用回数プレステージ会員の資格が付与されるため、利用回数に制限なし
空港レストラン・リフレッシュ施設の利用可能
マイルの還元率・JALマイル:還元率最大1.125%

・ANAマイル:1ポイント=3マイル(還元率0.3%)
メリット・本会員がプライオリティパスプレステージ会員無料

・プライオリティパス対応の空港レストラン・リフレッシュ施設の利用OK

・JALマイルの還元率が最大1.125%(SAISONマイルクラブへの入会(税込5,500円)が必要)

・国内空港ラウンジ無料

・タブレットホテル会員権が無料(通常:年会費16,000円 税込)

・国内ホテル・レストランの優待オントレ entreeが無料

・一休.comダイヤモンド会員特典が6ヶ月間無料

・最高1億円の海外旅行保険付帯

・セゾンプレミアムセレクション by クラブ・コンシェルジュが無料

・セゾンプレミアムゴルフサービス

・24時間対応のコンシェルジュサービス

・ビジネスサポートローン

・ビジネスアドバンテージ

・顧問弁護士サービスリーガルプロテクト

・ABEMAプレミアム1ヶ月間無料
デメリット・年会費が高い

・同伴者とプライオリティパスラウンジを利用する場合は4,400円(税込)

・ANAマイルへの交換は還元率0.3%と低い

セゾンプラチナビジネスアメックスカードは、2025年8月請求分から従来の22,000円(税込)から33,000円に値上がりしましたが、サイバー保険やゴルファー保険などの新サービスが追加されています。

最大1.125%のJALマイル還元率を実現するには、別途SAISONマイルクラブ(年会費5,500円)への登録が必要です。

ビジネスカードでありながら、登記簿謄本や決算書の提出が不要で、個人の信用情報をベースに審査されるため、会社員やフリーランスも申し込みやすい設計となっています。

セゾンプラチナビジネスアメックスはどんな人におすすめ?

セゾンプラチナビジネスアメックスの券面

以下に当てはまる人には、セゾンプラチナビジネスアメックスカードが最適です。

  • 初めてプラチナカードを試してみたい
  • 初年度年会費無料でリスクなく始めたい
  • プライオリティパスを無制限に使って空港ラウンジを楽しみたい
  • 空港レストランやリフレッシュ施設も利用したい
  • JALマイルを効率的に貯めたい
  • 一休.comで高級ホテルをお得に予約したい
  • レストラン優待で記念日を特別に過ごしたい
  • ビジネスとプライベートの支出を分けたい
  • 個人事業主・フリーランスだけどプラチナカードが欲しい
  • サラリーマンだけどビジネスカードを持ちたい

逆に、以下に当てはまる人は他のカードも検討してみてください。

  • 家族全員でプライオリティパスを使いたい(年10回以内) → ダイナースクラブカードなど
  • ANAマイルをメインで貯めたい → ダイナースクラブカード / ANAダイナースクラブカードなど、
  • 2年目以降も年会費を最小限に抑えたい → 楽天プレミアムカードなど
  • 本家アメックスのステータスが欲しい → アメックス・プラチナカードなど

筆者は実際に、セゾンプラチナビジネスアメックスと楽天プレミアムカード、ダイナースクラブカードを保有しています。

その経験から言えるのは、「初めての1枚」としてはセゾンプラチナビジネスアメックスが圧倒的におすすめということです。

  • 初年度無料なので失敗がない:合わなければ1年で解約すればOK
  • プライオリティパスの本当の価値が分かる:1年間実際に使ってみると、どれだけお得か実感できる
  • プラチナカードの特典を網羅的に体験できる:コンシェルジュ、レストラン優待、ホテル優待など、すべて使える

特に、「プライオリティパスって本当に使えるの?」という疑問を持っている方には、初年度無料で試せるセゾンプラチナビジネスアメックスカードが最適です。

筆者も最初は半信半疑でしたが、実際に空港レストランで3,400円分の食事を無料で楽しんだり、リフレッシュ施設でマッサージを受けたりして、「これは手放せない」と実感しました。

楽天プレミアムカードは年会費が安いものの、2025年から空港レストラン・リフレッシュ施設が使えなくなったことで、セゾンプラチナビジネスアメックスとの差が明確になりました。

ダイナースクラブカードも魅力的ですが、プライオリティパスが年10回までという制限があり、頻繁に旅行する方には物足りないかもしれません。

プラチナカード選びに迷っているなら、まずはリスクゼロのセゾンプラチナビジネスアメックスカードから始めてみてはいかがでしょうか。

セゾンプラチナビジネスアメックスカードを発行するメリット

セゾンプラチナビジネスアメックスカードが「高コスパのクレカ」といわれる理由は、プラチナカードならではの豪華な特典を持ちながら、個人事業主やフリーランスでも気軽に申し込める手軽さを兼ね備えているためです。

付帯保険が充実している点や、ポイントに有効期限がない永久不滅ポイント制度などのメリットも魅力の一つなのです。

このカードの具体的なメリットを、実際の特典内容とともに詳しく解説します。

基本特典として初年度年会費無料

セゾンプラチナビジネスアメックス初年度年会費無料

セゾンプラチナビジネスアメックスカードの最大の魅力は、初年度年会費が完全無料になることです。

通常33,000円(税込)の年会費が初年度は一切かからないため、プラチナカードの豪華特典を丸1年間無料で体験できます。

主要プラチナカードの年会費比較表は以下の通りです。

カード名年会費(税込)初年度年会費
セゾンプラチナビジネスアメックス33,000円無料
楽天プレミアムカード11,000円11,000円
三井住友カード プラチナプリファード33,000円33,000円
JCBプラチナ27,500円27,500円
アメックスプラチナ165,000円165,000円

初年度年会費無料でセゾンプラチナビジネスアメックスカードを発行すると、以下のようなメリットを享受できます。

・プラチナカードの特典を1年間リスクゼロで体験可能
・年会費請求前の解約により実質負担なし
・プライオリティパス等の高額特典を無料で利用
・カードの使い勝手を十分に確認してから継続判断可能

2025年8月請求分から従来の22,000円(税込)から33,000円(税込)に値上がりしましたが、初年度年会費無料の特典は継続されています。

この特典がいつまで継続されるかは未定のため、検討中の方は早めの申し込みがおすすめです。

ビジネスカードでもサラリーマンやフリーランスの申し込み可能

セゾンプラチナビジネスアメックスカードは、ビジネスカードでありながら法人だけでなく、個人事業主や会社員でも申し込める珍しいカードです。

申し込み対象者
  • 法人代表者・役員
  • 個人事業主・フリーランス
  • 会社員・公務員
  • これから独立を考えている人
  • 副業をしている人

申し込みの際に決算書や登記簿といった書類を出す必要がなく、個人の信用情報をもとに審査されるため、事業をしていない人でも申し込みが可能です。

一般的なビジネスカードとセゾンプラチナカードの違いは下記になります。

項目一般的なビジネスカードセゾンプラチナビジネスアメックス
対象者法人・個人事業主のみ会社員も申込可能
必要書類登記簿謄本・決算書等本人確認書類のみ
審査基準事業の財務状況重視個人の信用情報重視
申し込み難易度高め比較的やさし

プライオリティパスのプレステージ会員が付帯されている

プライオリティパスの券面

セゾンプラチナビジネスアメックスカードには、プライオリティパスのプレステージ会員(通常年会費469ドル、約7万円相当)が無料で付帯されます。

プライオリティパスの会員種別比較表は以下の通りです。

会員種別年会費ラウンジ利用同伴者料金
スタンダード99ドル35ドル/回35ドル/回
スタンダード・プラス329ドル年10回無料35ドル/回
プレステージ469ドル無制限無料35ドル/回

これは世界中の1,700箇所以上の空港ラウンジを利用回数制限なしで利用できる最高ランクの会員資格です。

香港国際空港のプライオリティパスラウンジ

ラウンジ内ではゆとりある空間で軽食やアルコールなどを無料で楽しめます。

2025年現在、日本国内でプライオリティパスが利用できる空港ラウンジ・空港レストラン・リフレッシュ施設は下記の通りです。

2025年8月には新千歳空港に待望のプライオリティパスラウンジが追加されるなど、日本国内のプライオリティパス施設は年々増加傾向にあります。

2025年10月31日には成田空港にカフェラウンジ「NODOKA」が誕生します。
関西国際空港でプライオリティパス対応施設になっていることから、成田空港もプライオリティパス対応施設になる可能性が非常に高いです。

【日本国内】プライオリティパスで無料利用できるラウンジやレストラン例

空港利用できる施設
新千歳国際空港・Cafe Sky Library
成田国際空港・IASS Executive Lounge

・I.A.S.S Superior Lounge -NOA-

・I.A.S.S Superior Lounge -KoCoo-

・ナインアワーズ(シャワー&仮眠最大5時間無料)

・鉄板焼 道頓堀 くり田(3,400円相当のセットメニュー)

・肉料理 やきすき やんま(3,400円相当のセットメニュー)

・Japanese Grill & Craft Beer | TATSU(3,400円相当のセットメニュー)
羽田国際空港(国際線)・Sky Lounge South

・POWER LOUNGE PREMIUM

・TIAT LOUNGE
羽田エアポートガーデン・All Day Dining Grande Aile(レストラン)

・Body Care LUCK(3,400円割引)
羽田国際空港(国内線)・Foot Bath Cafe & Body Care LUCK(3,400円割引)
関西国際空港・カードメンバーズラウンジ 「アネックス六甲」

・カードメンバーズラウンジ 「金剛」

・カードメンバーズラウンジ 「六甲」

・ぼてぢゅう(3,400円割引)

・カフェラウンジ「NODOKA」(3時間プランor3,400円割引)

・Japan Traveling Restaurant by BOTEJYU(3,400円割引)
大阪国際空港 (伊丹空港)・大阪エアポートワイナリー
中部国際空港・ザ・コーラル・ファイネスト・ビジネスクラス・ラウンジ蔦

・プラザ・プレミアム・ラウンジ

・KALラウンジ

・ぼてぢゅう(ぼてぢゅうセットor大阪道頓堀セット)

・くつろぎ処(温泉&レストラン)

・海膳空膳(レストラン)

・The Pike Brewing Restaurant & Craft Beer Bar(レストラン)
福岡国際空港・ラウンジ福岡

・KALラウンジ
鹿児島空港・Foot Bath Cafe & Body Care LUCK(3,400円割引)
プライオリティパス到着のふうとう

プライオリティパスの申請は、カード到着後にセゾンNetアンサーから申請し、約10日前後でカードが届きます

2025年10月現在はデジタルカード未対応のため、旅行予定がある方は早めの申請がおすすめです。

2025年11月4日以降についてはデジタルカードに以降するため、カード到着後にすぐにセゾンNetアンサー経由でプライオリティパスのデジタルカードを発行できるようになります。

プライオリティパスの空港レストラン・リフレッシュ施設も利用できる

中部国際空港セントレアのぼてぢゅう

2025年現在、多くのクレジットカード付帯のプライオリティパスで空港レストランやリフレッシュ施設の利用が制限されるなか、セゾンプラチナビジネスアメックスカードのプライオリティパスでは引き続き以下の施設を利用できます。

日本国内のプライオリティパス提携施設は空港ラウンジだけでなく、空港レストランも多いため、国内旅行が中心の人でも思う存分楽しめるでしょう。

日本国内の空港レストラン・リフレッシュ施設は以下の通りです。

空港名ターミナル施設名施設タイプ営業時間
成田国際空港第1ターミナルJapanese Grill & Craft Beer TATSUレストラン11:00-22:00
第1ターミナル肉料理 やきすき やんまレストラン11:00-21:30
第2ターミナル鉄板焼 道頓堀 くり田レストラン11:00-21:30
第2ターミナル9h nine hours Narita Airportカプセルホテル24時間
第3ターミナルぼてぢゅう屋台レストラン10:00-21:00
羽田空港羽田エアポートガーデンAll Day Dining Grande Aileレストラン11:00-15:00
第1ターミナルFoot Bath Cafe & Body Care LUCKリフレッシュ10:00-20:00
第2ターミナルBody Care LUCKリフレッシュ10:00-20:00
伊丹空港-大阪エアポートワイナリーレストラン11:00-20:00
関西国際空港第1ターミナルBotejyu 1946レストラン11:00-21:00
第1ターミナルJapan Travelling Restaurant by BOTEJYUレストラン11:00-21:00
中部国際空港フライト・オブ・ドリームズThe Pike Brewing Restaurant & Craft Beer Barレストラン11:00-22:00
第1ターミナル海膳空膳レストラン11:00-21:00
第1ターミナルぼてぢゅうレストラン11:00-21:00
第1ターミナルくつろぎ処リフレッシュ・温泉11:00-21:00
鹿児島空港-Body Care LUCKリフレッシュ10:00-19:00

さらに、2025年6月のサービス改定後も「利用回数の制限なく利用可能」と公式に発表されているので、プライオリティパスを目的にカードを作る人にとって大きなメリットになります。

日本国内のプライオリティパスレストラン・リフレッシュ施設訪問例

中部国際空港セントレアのプライオリティパス施設の食事

筆者は以前、中部国際空港セントレアのプライオリティパス施設「くつろぎ処」に訪問しました。

風の湯で温泉を堪能した後、ビビンパ&冷麺セットをプライオリティパスで無料で楽しめました。

空港内にあるレストランはどこも割高のため、空港レストランも使えるプライオリティパスを発行することで経済的負担を軽減できました。

パイクブリューイングレストランのプライオリティパスメニュー

また、中部国際空港セントレア内に位置する「フライト・オブ・ドリームス」内にあるレストラン「ザ・パイクブリューイング」では無料でクラフトハンバーガーをいただきました。

バンズがふわふわでパテもジューシーで絶品。

本格的なハンバーガーを無料で堪能しました。

中部国際空港セントレアのぼてぢゅう

その後、セントレアの第1ターミナルにあるぼてぢゅうでこだわりのお好み焼きをハイボールと一緒に楽しみました。

出発前にプライオリティパス対応施設に3箇所訪問したため、3,400円×3=合計10,200円もの豪遊をしたことになります。

こんな贅沢ができるのもレストラン特典が使えるプライオリティパス付きクレジットカードを発行したおかげです。

羽田エアポートガーデン内にあるボディケアラック

また、別の日に羽田エアポートガーデン内にある「ボディケア LUCK」にて240円の支払いだけで30分間のマッサージを堪能しました。

プライオリティパス利用者だからといって適当にされるわけではなく、しっかりもみほぐしをしてもらえたので大満足の時間でした。

羽田エアポートガーデングランドエール

ボディケア LUCKでマッサージを楽しんだ後は、羽田エアポートガーデン内にある「グランドエール」でランチビュッフェを堪能。

海鮮丼や合鴨ローストなど豪華なランチビュッフェを堪能しました。

関空のぼてじゅう

関西国際空港の国内線を利用した際には「ぼてぢゅう」を訪問。

大阪モダン焼きや焼きそば、角ハイボールなど、合計3,400円相当分のメニュー無料で楽しみました。

セゾンプラチナビジネスアメックスカードを発行することで国内線・国際線を両方を利用する際の空港の過ごし方が充実した時間になること間違いなしです!

国内のカードラウンジが無料

羽田空港カードラウンジ

セゾンプラチナビジネスアメックスカードでは、プライオリティパス対象施設に加えて、国内の主要空港にあるカードラウンジも無料で利用できます。

全国29箇所の空港ラウンジがアクセス可能で、国内出張や旅行の際に搭乗前のひとときをゆったりと過ごせます。

注意点として同伴者については有料になります。

利用できるラウンジは以下の通りです。

北海道・旭川空港
・新千歳空港
・函館空港
東北・青森空港
・仙台国際空港
・秋田空港
関東・成田国際空港第1ターミナル
・成田国際空港第2ターミナル
・羽田空港国内線旅客ターミナル(2F)
・羽田空港国内線旅客ターミナル(1F)
・羽田空港国内線第2旅客ターミナル
中部・新潟空港
・富山空港
・小松空港
・富士山静岡空港
・中部国際空港
近畿・関西国際空港(エアロプラザ2F)
・関西国際空港伊丹空港(大阪国際空港)
・神戸空港
中国・米子鬼太郎空港
・岡山空港
・広島空港
・出雲空港(出雲縁結び空港)
・山口宇部空港
四国・高知空港
・徳島阿波おどり空港
・高松空港
・松山空港(2F)
・松山空港(3F)
九州・福岡空港(国内線)
・福岡空港(国際線)
・北九州空港
・佐賀空港
・長崎空港
・熊本空港(阿蘇くまもと空港)
・大分空港
・宮崎ブーゲンビリア空港
・鹿児島空港
沖縄・那覇空港
国外・ダニエル・K・イノウエ国際空港(ハワイ)

カードラウンジでは基本的にソフトドリンクの無料提供、新聞・雑誌の閲覧、無料Wi-Fi、電源コンセントなどのサービスを受けられます。

ただし、アルコールの提供や軽食の用意は原則用意されていないため、より充実したサービスを求める場合はプライオリティパスラウンジと使い分けるのがおすすめです。

JALマイルの還元率が最大1.125%と高還元率

JALの機材

セゾンプラチナビジネスアメックスカードは、JALマイル還元に特化した高還元率カードとしても人気があります。

最大1.125%という還元率はプラチナカードの中でも高い水準で、JAL便をよく利用する人には魅力的です。
 
ただし、最大還元率を実現するには別途「SAISONマイルクラブ」(年会費5,500円)への登録が必要です。

未登録の場合、JALマイル還元率は0.25%まで下がってしまうため注意しましょう。

登録状況年会費(税込)還元内容実質還元率
未登録0円永久不滅ポイント0.5%JALマイル0.25%
登録済み5,500円1,000円→10JALマイル + 2,000円→1永久不滅ポイント1.125%

SAISONマイルクラブに登録すると、通常の永久不滅ポイント(1,000円で1ポイント)が貯まらない代わりに、1,000円につき10JALマイルが積算されます。

さらに、2,000円につき1永久不滅ポイントが貯まり、この永久不滅ポイント(200ポイント)を500JALマイルに移行できるため、合計で1.125%の還元率となります。

海外保険が充実している

韓国のクリニック

セゾンプラチナビジネスアメックスカードには、海外旅行中のトラブルに備えた最高1億円の傷害保険が付いています。

プラチナカードならではの手厚い補償内容で、出張や旅行の際も安心できます。

ただし、この保険は「利用付帯」となっており、旅行代金をカードで支払うことが条件です。

出発前に飛行機のチケット代やツアー代をカードで決済することで、保険が有効になります。

主な海外旅行傷害保険の補償内容は以下の通りです。

補償項目保険金額適用条件
死亡・後遺障害最高1億円利用付帯
傷害・疾病治療費用各300万円利用付帯
賠償責任費用最高5,000万円利用付帯
携行品損害最高50万円(免責3,000円)利用付帯
救援者費用最高300万円利用付帯

海外旅行時には航空機遅延補償も付帯されており、乗継便の遅延や預け入れ荷物の遅延・紛失時にも安心です。

乗継遅延費用や出航遅延費用は最高3万円まで、受託手荷物遅延費用は最高10万円まで補償されます。

また、海外だけでなく、国内旅行傷害保険(最高5,000万円)やショッピング保険(年間最高300万円)も付帯されています。

ビジネス用品の購入時にも安心で、火災・破裂・爆発・破損・盗難などの事故による損害を補償します。

このように、セゾンプラチナビジネスアメックスカードの付帯保険は、ビジネスオーナーや経営者のニーズに応える充実した内容となっており、海外出張が多い利用者から高く評価されています。

対象のレストラン2名利用で1名分のコース料理代が無料

イカスミパスタと白ワイン

セゾンプラチナビジネスアメックスカードには、「セゾンプレミアムレストラン by 招待日和」により、全国約200店舗の高級レストランで2名以上利用時に1名分のコース料理代が無料になる特典が付帯されています。

通常年会費33,000円(税込)のサービスが無料で利用できるため、年に数回利用するだけで年会費の元を取ることが可能です。

項目詳細内容
対象店舗数国内外約337ヵ所
利用条件2名以上での利用
特典内容1名分のコース料理が無料
利用回数半年に1回、年間合計2回まで
通常年会費33,000円(税込)

このサービスは、接待や記念日などの特別な場面で特に役立ちます。

例えば、1人2万円のコース料理を2人で注文すると本来は4万円かかりますが、このサービスを使えば支払いは2万円で済み、実質的に半額の割引を受けられる仕組みです。

シンガポールの景色

このサービスは海外でも利用でき、シンガポールやハワイ、台湾など約37か所のレストランで優待を受けられます。

円安や世界的な物価上昇で海外の食費が高くなっている中、旅行先で食費を節約できる嬉しい特典です。

星のやリゾートを最大45%割引で利用できる

星野リゾート40%引きのアイキャッチ画像

セゾンプラチナビジネスアメックスカードは、高級リゾートで知られる「星野リゾート」と提携しており、国内の宿泊施設を最大45%割引で利用できます。

特別な記念日や休暇に、高級リゾートをお得に楽しめる嬉しい特典です。

星野リゾート系列の割引率は以下の通りです。

割引率ブランド施設名
最大45%そのほかトマム・ザ・タワー、1955東京ベイ
15-40%リゾナーレトマム、那須、熱海、八ヶ岳、小浜島
5-30%ポロト、津軽、秋保、鬼怒川、仙石原アンジン、伊東、遠州、アルプス、松本、奥飛騨、加賀、玉造、出雲、長門、別府、湯布院、阿蘇、雲仙(20施設)
30%OMOOMO7大阪
10-25%BEB土浦、軽井沢、沖縄瀬良垣
20%OMOOMO5函館
15%リゾナーレグアム
10%OMOOMO7旭川、OMO5小樽、OMO3札幌すすきの、OMO5東京大塚、OMO5東京五反田、OMO3浅草、OMO3東京赤坂、OMO5金沢片町、OMO5京都祇園、OMO5京都三条、OMO3京都東寺、OMO関西空港、OMO7高知、OMO5熊本、OMO5沖縄那覇
施設ごとの優待料金星のや東京、富士、軽井沢、竹富島、バリ、沖縄、京都、グーグァンなど全施設

2025年時点で、星野リゾートは全国に約60の施設を展開しており、温泉旅館から都市型リゾートまで多彩な宿泊先があります。

高級なイメージがある星野リゾートですが、セゾンプラチナビジネスアメックスカードを持っていれば、宿泊費を抑えてお得に旅行を楽しむことができます。

また、セゾンプラチナビジネスアメックスカードでは、宿泊費の割引に加えて、カード利用で貯まる永久不滅ポイントを星野リゾートの宿泊費に使うことも可能です。

ポイントと割引を合わせることで、よりお得に高級リゾートを楽しめます。

ただし、すべての施設で45%割引が適用されるわけではないため、事前に割引率を確認しておくことが大切です。

ビジネスシーンのユニークな保険が充実している

サイバー保険のアイキャッチ画像

2025年6月のサービスリニューアルにより、セゾンプラチナビジネスアメックスカードには、ビジネス利用に特化したユニークな保険が新たに追加されました。

デジタル時代のビジネスパーソンにとって欠かせないリスクを補償してくれる保険制度となっています。

新たに追加された保険制度は以下の通りです。

保険名補償項目補償金額
サイバー保険データ復旧費用最高100万円
業務停止による損失最高50万円
第三者への損害賠償最高300万円
専門家費用最高100万円
ゴルファー保険ホールインワン・アルバトロス費用最高30万円
ゴルフ用品の盗難・破損最高10万円
第三者への賠償責任最高1,000万円
ゴルフ場での傷害最高300万円

セゾンプラチナビジネスアメックスカードには、業界で初めてビジネスカードに付帯されたサイバー保険が用意されています。

サイバー攻撃で事業データが流出・破損した場合の復旧費用や、システム停止による営業損失まで補償されます。

特に、EC事業者やIT関連の会社、顧客データを扱う企業、リモートワークを中心とした企業にとって心強い内容です。

また、接待ゴルフを行うビジネスパーソンには、ホールインワンを出した際の祝儀やパーティー費用まで補償されるゴルファー保険も付いています。

予期せぬ出費リスクをカバーできるため、安心してビジネスゴルフを楽しめます。

これらの保険は、単なる付加サービスではなく、現代のビジネスで実際に起こり得るリスクに対応した保険制度として設計されています。

セゾンプラチナビジネスアメックスカードを発行するデメリット

ロンドンの街並み

セゾンプラチナビジネスアメックスカードには魅力的な特典が多くありますが、同時に利用前に知っておくべき注意点やデメリットもあります。

発行してから後悔しないためにも、メリットとデメリットをきちんと理解したうえで申し込むことが大切です。

ここからは、セゾンプラチナビジネスアメックスカードの主なデメリットについて詳しく紹介します。

年会費が高い

セゾンプラチナビジネスアメックスカードの最大のデメリットは、年会費の高さです。

初年度は無料ですが、2年目以降は年会費として33,000円(税込)の支払いが必要になります。

年度年会費(税込)備考
初年度0円無条件で無料
2年目以降33,000円2025年8月より22,000円(税込)から値上げ

2025年6月のリニューアルで、年会費がこれまでの22,000円(税込)から33,000円(税込)に上がり、年間の維持費が11,000円(税込)増えました。

プラチナカードとしては一般的な水準ですが、通常のクレジットカードと比べると高めの年会費になります。

年会費33,000円(税込)の元を取るには、次のような特典を活用することが一つの目安になります。

  • プライオリティパスを年4-5回利用(1回あたり約7,000円相当)
  • レストラン特典を年1-2回利用(1回あたり1-2万円の節約効果)
  • セゾンマイルクラブに加入しJALカードを貯める

特典を十分に活用できない場合、年会費負担が重く感じられる可能性もあるでしょう。

家族カードが発行できない

セゾンプラチナビジネスアメックスカードはビジネスカードのため、一般的な「家族カード(ファミリーカード)」という名目のカードは発行できません。

代わりに「追加カード」を最大9枚まで発行可能で、追加カードを家族用カードとして活用することは可能です。

追加カードの基本情報は下記の通りです。

項目詳細内容
発行可能枚数最大9枚
年会費1枚につき3,300円(税込)
対象者18歳以上の社員、または本会員と生計をともにする18歳以上の同姓の家族
オンライン同時申込最大3枚まで

家族で利用する際に注意すべきポイントは、追加カードでは使えないサービスがあることです。

  • キャッシングサービス
  • プライオリティパスの登録
  • セゾンプレミアムゴルフサービス
  • 旅行傷害保険(海外・国内ともに対象外)

特に、旅行傷害保険が付かないのは大きなデメリットです。

家族で海外旅行に行く場合には、別で海外旅行保険に加入する必要があり、その分追加の費用がかかってしまいます。

JALマイル以外のマイル還元率が悪い

セゾンプラチナビジネスアメックスカードは、JALマイルを貯めるには高い還元率でとても有利ですが、ANAマイルなど他の航空会社のマイルに交換すると還元率が大きく下がってしまいます。

そのため、JAL以外の航空会社をよく使う人にとっては、あまり魅力を感じにくいカードといえます。

各マイルの還元率は以下の通りです。

マイル種類還元率交換レート必要条件
JALマイル最大1.125%1,000円→10JALマイル + 2,000円→1永久不滅ポイントSAISONマイルクラブ登録(年会費5,500円)
ANAマイル0.3%永久不滅ポイント200P → ANAマイル600マイル特になし
その他マイル0.3%程度永久不滅ポイント経由特になし

ANAマイルを貯めたい場合は、まず永久不滅ポイントを貯めてからマイルに交換する必要があります。

しかし、その還元率は0.3%と一般的なクレジットカード並みに下がってしまいます。

さらに、ANAマイルに関する特典やサービスも少なく、ANA専用カードと比べるとどうしても劣ってしまうでしょう。

海外キャッシングのレートが悪い

セゾンプラチナビジネスアメックスカードの海外利用手数料は3.85%と、他のカードよりも高めに設定されています。

海外でカードをよく使う人にとっては、その分余計な手数料がかかってしまうのがデメリットです。

海外手数料の例は以下の通りです。

利用額(ドル)円換算(1ドル=150円)手数料(3.85%)実質負担額
100ドル15,000円577円15,577円
500ドル75,000円2,887円77,887円
1,000ドル150,000円5,775円155,775円

例えば1ドル=150円で100ドルの決済を行った場合、577円もの無駄な手数料が発生します。

10万円利用すれば約6,000円の無駄な出費となり、海外出張や海外旅行が多い人ほど負担が重くなるのです。

ただし、キャッシュレスサービス「IDARE」を使えば、この手数料をなくすことができます。

セゾンプラチナビジネスアメックスからIDAREに毎月最大100万円までチャージし、そこから発行されるVISAプリペイドカードで支払えば、海外事務手数料は0%になります。

IDAREサービスの特徴

・海外事務手数料:0%
・JALマイル還元率:1.125%(通常通り適用)
・年率2%のポイント付与(毎月1日に前月チャージ分)
・現物カード・Apple Pay対応バーチャルカードの両方発行可能

海外でカードをよく使う人は、IDAREを利用することで手数料を大きく減らせます。

そのため、あらかじめ登録しておくことをおすすめします。

旅行保険が利用付帯

セゾンプラチナビジネスアメックスカードの海外旅行保険は内容がとても充実していますが、「利用付帯」である点がデメリットです。

自動的に適用される「自動付帯」と違い、保険を使うには旅行代金をカードで支払うなど、ひと手間かける必要があります。

利用付帯と自動付帯の違いは以下の通りです。

付帯タイプ適用条件メリットデメリット
利用付帯旅行代金をカード決済条件クリア時の補償充実決済忘れで補償対象外のリスク
自動付帯カード保有のみ手続き不要で自動適用補償内容が限定的な場合もある

海外旅行保険が適用されるためには、出国前に以下の料金をセゾンプラチナビジネスアメックスカードで決済する必要があります。

適用される決済
  • パッケージツアーの費用
  • 航空券の費用
  • 新幹線の費用
  • リムジンバスの費用
適用されない決済
  • レンタカーの費用
  • ホテルの宿泊費用
  • 回数券の購入費用
  • 空港の使用料

旅行代金をカードで支払うのを忘れたり、対象外の支払いだけで済ませてしまった場合は、最高1億円の手厚い補償を受けられなくなります。

他社のプラチナカードには自動付帯のものも多いため、その点では少し使い勝手が劣ります。

利用付帯の条件を満たすには、旅行前に必ず対象の支払いを済ませておくよう注意が必要です。

ほかのプラチナカードとの徹底比較

セゾンプラチナビジネスアメックスカードの発行を検討している方の中には、「他のプラチナカードと比べてどうなの?」「本当にコスパが良いの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

ここでは、人気の高いプラチナカード5枚を実際に比較し、セゾンプラチナビジネスアメックスカードの強みと弱みを徹底解説します。

項目セゾンプラチナビジネスアメックス楽天プレミアムカードダイナースクラブカード三菱UFJカード・プラチナ・アメックスアメックスプラチナカード
初年度年会費0円(無料)11,000円(税込)0円(無料)22,000円(税込)165,000円(税込)
2年目以降年会費33,000円(税込)11,000円(税込)24,200円(税込)22,000円(税込)165,000円(税込)
プライオリティパスプレステージ会員年間5回まで無料年間10回まで無料プレステージ会員プレステージ会員
空港レストラン・リフレッシュ施設×△(国内利用不可。海外利用OK)××
同伴者4,400円(税込)35米ドル(約5,400円)3,500円(税込)35米ドル(約5,400円)1名まで無料
家族カード3,300円(特典なし)550円0円(初年度無料)無料1枚目4枚まで無料
JALマイル還元率1.125%0.5%0.4%0.4%0.5%
ANAマイル還元率0.3%0.5%1%0.8%0.5%
レストラン優待×
審査難易度普通優しいやや難しいやや難しいやや難しい

セゾンプラチナビジネスアメックスカードの最大の強みは、プラチナカードでありながら初年度年会費が完全無料という点です。

他のプラチナカードと比較してみると、その凄さがよく分かります。

  • 楽天プレミアムカード:初年度から11,000円
  • 三菱UFJカード・プラチナ・アメックス:初年度から22,000円
  • アメックス・ビジネス・プラチナ:初年度から165,000円

「プラチナカードを使ってみたいけど、年会費が高くて躊躇している」という方にとって、これ以上ない入門カードと言えます。

また、プライオリティパスの比較では、セゾンプラチナビジネスアメックスが頭一つ抜けています。

カード名プライオリティパス利用回数制限空港レストラン・リフレッシュ
セゾンプラチナビジネスアメックスカード無制限
楽天プレミアムカード年5回まで無料△(国内利用不可。海外利用OK)
ダイナースクラブカード年10回まで無料×
三菱UFJカード・プラチナ・アメックス無制限×
アメックスプラチナカード無制限×

楽天プレミアムカードは2025年1月、ダイナースクラブカードは2025年4月に、国内の空港レストラン・リフレッシュ施設の利用が廃止されました。

一方、セゾンプラチナビジネスアメックスカードでは、引き続き国内の空港レストランやリフレッシュ施設を3,400円分利用できます。

また、ダイナースクラブカードはプライオリティパスの利用が年10回までという制限がありますが、セゾンプラチナビジネスアメックスは無制限で利用可能です。

肉料理やきすきやんまのメニュー

筆者は先日、成田空港の「肉料理 やきすき やんま」で焼きすきと自家製プリンのセット(3,400円相当)を楽しみました。

セゾンプラチナビジネスアメックスカードの改悪情報

セゾンプラチナビジネスアメックスカードは、ここ数年でサービス内容の改悪が続いており、利用者からも不満の声が出ています。

中でも一番大きな変更は、2025年6月1日に行われたサービス改定で、年会費が大幅に引き上げられたことです。

年会費改定の詳細は以下の通りです。

項目改定前改定後変更幅
年会費22,000円33,000円+11,000円(50%増)
初年度年会費無料無料(継続)変更なし
請求開始時期-2025年8月4日引き落とし分より

年会費は値上がりしましたが、その代わりにサイバー保険やゴルファー保険が新しく加わり、さらに個人向けのセゾンプラチナカードを無料で発行できる特典なども追加されています。

ただし、初年度年会費無料の特典はそのまま残っているため、最初の1年間は引き続き無料でプラチナカードのサービスを体験できます。

また、2024年から2025年にかけて実施された改悪の中で、特に利用者への影響が大きかった項目は以下の通りです。

改悪分野変更内容影響を受ける利用者
レンタカー優待オリックス・トヨタ・ニッポン・ハーツレンタカーの優待終了地方出張の多いビジネスユーザー
公共料金決済電力・ガス・水道・NHKのポイント還元率低下固定費をカード決済する利用者
ふるさと納税超優待サービス還元率:10%→5%に半減高額納税を行う利用者
税金支払いポイント還元率が実質半減個人事業主・経営者

これらのサービス内容の変更は、特に地方への出張が多いビジネスユーザーや、カードで公共料金を支払っていた人にとって大きな影響を与えています。

一方で、すべてが不利になったわけではなく、利用者にとって朗報といえるポイントもあります。

それが、プライオリティパスのサービスが従来通り維持されていることです。

他社カードでは空港レストランやリフレッシュ施設の利用に制限がかかるケースが増えていますが、セゾンプラチナビジネスアメックスカードではそうした制限はありません。

さらに、2025年のリニューアル時にも「利用回数に制限なし」と明確に発表されており、プライオリティパスを目的にカードを作る人にとって大きなメリットといえるでしょう。

セゾンプラチナビジネスアメックスカードの審査難易度

セゾンプラチナビジネスアメックスカードは、プラチナカードの中では審査が通りやすいと言われています。

ビジネスカードではありますが、法人の財務状況よりも申込者本人の信用情報を重視して審査されるため、多くの人が申し込みやすい仕組みになっています。

セゾンプラチナビジネスアメックスカードが他のプラチナカードと比較して審査に通過しやすい理由は以下の通りです。

  • 必要書類が本人確認書類のみ(登記簿謄本・決算書不要)
  • 個人の信用情報をベースとした審査システム
  • ビジネス利用を想定しているが実際の使用目的は問われない
  • セゾンカードの顧客獲得戦略による審査基準の柔軟性

通常、ビジネスカードの審査では会社の経営状況や財務内容、代表者の信用情報が重視されます。

ただし、セゾンプラチナビジネスアメックスカードの場合は、申込者本人の信用情報が最も大きな判断基準となります。

審査で重要視されるポイントは以下の通りです。

審査の項目詳細内容
信用情報過去の延滞履歴、返済状況
安定収入継続的な収入の有無
勤続年数勤務先での継続年数
他社借入年収に対する借入比率
事業実績ビジネスカードだが重視されない

年収の条件は公式には公開されていませんが、一般的には年収450万円以上が一つの目安とされています。

反対に、審査に不利になるのは、過去の支払い延滞や短期間での複数申込み、年収に比べて借入が多すぎること、転職を繰り返していることなどです。

セゾンプラチナビジネスアメックスカードが届いたらすべきこと

セゾンプラチナビジネスアメックスカードが届いたら、特典を最大限に活用するためにいくつかの重要な初期設定があります。

届いてすぐに行うべき手続きは以下のとおりです。

  • セゾンNetアンサーの登録を行う
  • プライオリティパスの申請をする
  • 一休ダイヤモンド会員に登録する
  • ETCカードの申し込みをする
  • 追加カードの申し込みを検討する
  • サイバー保険・ゴルファー保険の内容を確認する

それぞれ詳しく解説していきます。

セゾンNetアンサーの登録を行う

セゾンプラチナビジネスアメックスカードの各種サービスを活用するには、公式オンラインサービス「セゾンNetアンサー」への登録が必須です。

以下の手順で簡単に登録できます。

まず、Netアンサーのページにアクセスし、「新規会員登録」というボタンをタップ。

すると、届いたセゾンプラチナビジネスアメックスカードのカード番号やセキュリティコードなどを入力します。

さらに下に進み、ログインする際に必要なIDやパスワードを登録してください。

これで登録完了です。

セゾンNetアンサーに登録することで、以下のようなサービスがオンラインで利用可能になります。

  • プライオリティパスの申請
  • 利用明細の確認
  • セゾンマイルクラブへの登録
  • セゾンプレミアムレストラン by 招待日和の登録
  • ポイント照会
  • 各種サービスの申し込み
  • 住所変更などの各種手続き

スマートフォンアプリ「セゾンPortal」もあわせてダウンロードしておくと、外出先でも簡単に利用状況を確認できて便利です。

プライオリティパスの申し込み(最優先)

セゾンPortalアプリorNetアンサーの登録が完了したら、プライオリティパスの申し込みを行いましょう。

今回はNetアンサー経由の登録方法を解説します。

まず、スマートフォン右上のメニューバーを開きます。

すると、上記のような画面が出現するので、「各種サービス・キャンペーン」をタップ。

その中に「プライオリティパスの申込み」があるので選択してください。

すると、上記のような画面が出現するので「同意する」をタップ。

すると、上記のような画面が出現するので、次へをタップ。

最後に確認を押すと上記のような画面が出現し、プライオリティパスの申請は完了です。

プライオリティパスの登録申請が完了すると、登録している電話番号へSMS通知が届きます。

プライオリティパスは申請10日〜14日前後でご自宅に現物カードが郵送されます。

なお、2025年11月4日以降はデジタルカードの発行に仕様が以降するため、カード申し込み後、即日プライオリティパスの利用も可能です。

一休ダイヤモンド会員に登録する

セゾンプラチナビジネスアメックスカードで外せない特典が一休.comダイヤモンド会員(6ヶ月無料)といったホテル関連の特典。

プライオリティパスの特典の申し込みが完了したら合わせて登録しておきましょう。

一休ダイヤモンド会員特典の申し込み方法は、まずNetアンサーの「各種サービス・キャンペーン」内にある「キャンペーン」をタップ。

するとセゾンプラチナビジネスアメックスカードで現在開催中のキャンペーンの一覧が出てきます。

一番下までスクロールすると【会員様限定】一休プレミアサービス特別キャンペーンのご案内。という項目が出てくるのでタップ。

余談として、こちらのキャンペーンから「セゾンプレミアムレストランby招待日和」の申請を行うことも可能です。

招待日和の公式サイトから直接会員登録はできないので、必ずセゾンのポータルサイト経由から申し込みを行うようにしてください。

すると、このような画面が表示されるので「さらに詳しいご案内はこちら」という項目をタップ。

一休.comのサイトへ遷移するので、一休.comのログインを行い、申請を行います。

一休.comもアカウントを作成していない場合はこちら作成しましょう。

ETCカードの申し込みをする

ビジネスでの移動やプライベートでのドライブに便利なETCカードは、セゾンプラチナビジネスアメックスカードなら無料で最大5枚まで発行できます。

以下の手順で申し込みましょう。

・セゾンNetアンサーにログイン
・「ETCカード申込」メニューを選択
・申込内容を確認して送信

ETCカードは申し込みから約2週間程度で届きます。

ETCカードの年会費は無料で、追加カード利用者にも発行可能です。

ビジネスで複数の車両を使用する場合や、社員の出張用にも便利です。

追加カードの申し込みを検討する

セゾンプラチナビジネスアメックスカードでは、最大9枚までの追加カードを発行できます。

社員や家族用に追加カードを発行すれば、ポイントを効率よく貯めることができます。

追加カードの申し込み方法

・セゾンNetアンサーにログイン
・「追加カード申込」を選択
・追加カード利用者の情報を入力
・審査後、約1週間で発行

追加カードの年会費は1枚につき3,300円(税込)ですが、1枚目は無料です。

追加カードでも永久不滅ポイントが貯まり、本会員のポイントと合算されるので、家族や社員の利用分もまとめてポイント管理ができます。

ただし、追加カードでは使えないサービスもあるため、事前に確認しておきましょう。

特に旅行傷害保険は対象外なので注意が必要です。

サイバー保険・ゴルファー保険の内容を確認する

2025年6月のサービスリニューアルで追加された「サイバー保険」と「ゴルファー保険」は、自動的に付帯されていますが、その詳細内容を把握しておくことが重要です。

サイバー保険は、データ復旧費用(最高100万円)や業務停止による損失(最高50万円)などを補償します。

ゴルファー保険では、ホールインワン費用(最高30万円)やゴルフ用品の盗難・破損(最高10万円)に対応しています。

保険を適用するための手続き方法や連絡先なども確認しておくと、いざというときに迅速に対応できるでしょう。

セゾンプラチナビジネスアメックスカードの審査基準

セゾンプラチナビジネスアメックスカードに申し込みを検討している方の中には、「審査に通るか不安」「どのくらいの年収が必要なのか」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

セゾンプラチナビジネスアメックスカードの申し込み資格は、公式サイトで以下のように定められています。

  • 安定した収入があること
  • 社会的信用があること
  • 連絡可能であること
  • 学生や未成年は不可

公式には具体的な年収基準は公表されていませんが、一般的にプラチナカードの審査基準として以下が目安とされています。

項目推奨基準
年収450万円以上
勤続年数3年以上が有利
雇用形態正社員・個人事業主・会社経営者
信用情報延滞履歴がないこと

前述通り、ビジネスカードという名称ですが、サラリーマンの方でも申し込み可能です。

実際に、会社員の方でプライオリティパスやJALマイル特典を目当てに発行している方も多くいらっしゃいます。

また、他のプラチナカードと比較すると、セゾンプラチナビジネスアメックスカードは比較的審査に通りやすいとされています。

ネット上を見てみると、「ビジネスを行っている大学生でも通過できた。」、「年収300万円程度で審査に通過した」などのコメントも一部見受けられました。

初年度年会費無料という点からも、カード会社側が新規会員を積極的に受け入れている姿勢が伺えます。

審査にかかる期間

セゾンプラチナビジネスアメックスカードの審査には、通常1週間~10日ほどかかります。

ただし、繁忙期を避け、申込内容に不備がなければ、最短で3営業日ほどで審査結果が出る場合もあります。

申し込みからカード到着までのスケジュールを把握しておくことで、旅行や出張に間に合うように計画を立てられます。

プライオリティパスの申し込みを検討している人はセゾンプラチナビジネスアメックスカード到着後、Netアンサーにてプライオリティパスの申請、プライオリティパスの現物カードの到着も考慮しなければなりません。

そのため、旅行1ヶ月前にはお申し込みされることをおすすめします。

セゾンプラチナビジネスアメックスカードの審査通過率を上げる4つのポイント

セゾンプラチナビジネスアメックスカードの審査に通過する可能性を高めるために、以下の4つのポイントを押さえておきましょう。

ポイント1:申込内容を正確に記入する

審査をスムーズに進めるために最も重要なのが、申込内容を正確に記入することです。

記入ミスや虚偽の情報があると、確認作業に時間がかかるだけでなく、審査に悪影響を及ぼします。

特に以下の項目は慎重にチェックしましょう。

  • 氏名(カードに印字される名義と一致させる)
  • 生年月日
  • 現住所(本人確認書類と一致させる)
  • 勤務先情報(正式な会社名、所在地、電話番号)
  • 年収(税込の総額を記入)
  • 他社からの借入状況(住宅ローンを除く)

申込内容に不備があると、カード会社から確認の連絡が入り、審査期間が長引く原因となります。送信前に必ず内容を見直しましょう。

ポイント2:同時期に複数カードへ申し込まない

前述の通り、短期間に複数のクレジットカードへ申し込むと、審査に通りにくくなります。

セゾンプラチナビジネスアメックスカードを確実に手に入れたい場合は、申込前6ヶ月間は他のクレジットカードへの申込を控えることをおすすめします。

どうしても複数のカードが必要な場合は、セゾンプラチナビジネスアメックスカードの審査が完了してから、次のカードに申し込むようにしましょう。

ポイント3:キャッシング枠は0円または低額に設定する

申込時にキャッシング枠を設定すると、審査が厳しくなる傾向があります。

キャッシング枠を希望する場合、カード会社は「お金に困っているのではないか」「返済能力に問題があるのではないか」という視点で審査を行うためです。

特に必要がない限り、キャッシング枠は「0円」または「10万円以下」の低額に設定することで、審査に通りやすくなります。

カード発行後、必要になった時点で改めてキャッシング枠を申請することも可能です。

ポイント4:既存の借入残高を減らす

住宅ローンを除く借入残高が多いと、返済能力に懸念があると判断され、審査に悪影響を及ぼします。

特に以下のような借入がある場合は、可能な限り完済または残高を減らしてから申し込むことをおすすめします。

  • カードローン
  • 消費者金融からの借入
  • 他社クレジットカードのリボ払い残高
  • 自動車ローン
  • 奨学金

完済が難しい場合でも、少しでも残高を減らしておくことで、審査通過の可能性が高まります。

セゾンプラチナビジネスアメックスカードについてよくある質問

ここでは、カードの特徴や使い方、審査に関する疑問など、よくある質問にわかりやすく解説します。

これからカードを作ろうと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

セゾンプラチナアメックスカードとの違いは?

セゾンプラチナビジネスアメックスカードとセゾンプラチナアメックスカードの年会費は33,000円(税込)と同じです。

ただし、セゾンプラチナアメックスカードは初年度から年会費が発生します。

一方で、ビジネスアメックスカードは法人・個人の支出を分けやすいなどビジネス向け機能が充実しているのに対し、プラチナアメックスカードはコンシェルジュやライフスタイル特典が充実しています。

どちらもプライオリティパスは付帯しますが、家族カードはプラチナアメックスの方が手厚く、保険も適用されるので目的や利用頻度に合わせて選ぶとよいでしょう。

セゾンプラチナビジネスアメックスカードの審査時間は?

セゾンプラチナビジネスアメックスカードの審査には、通常1週間~10日ほどかかります。

オンラインで申し込むと、最短で3営業日ほどで結果が出る場合もありますが、繁忙期や内容確認が必要な場合はさらに時間がかかることもあるでしょう。

スムーズに審査を通すには、申し込みフォームに正確な情報を入力し、本人確認書類を鮮明にアップロードする必要があります。また、同時期に他社カードへ複数申し込みをすると審査に不利になる可能性があるため避けた方が安心です。

法人口座を引き落とし口座にすることは可能?

セゾンプラチナビジネスアメックスカードは、法人口座からの引き落としに対応しているため、個人事業主や法人経営者にとって経費管理がしやすくなるのがメリットです。

口座設定は、申し込み時に法人口座を指定するか、既にカードを持っている場合は「セゾンNetアンサー」から変更手続きを行います。その際、通帳のコピーや印鑑証明書などの書類提出が必要になることがあります。

ただし、引き落とし口座が法人名義でも、カード契約者はあくまで個人であり、利用に伴う支払い責任も個人にあります。

法人経費として使う場合は、会計処理の方法について事前に税理士などに相談しておくと安心です。

セゾンプラチナビジネスアメックスカードを発行して人生を充実させよう

香港の景色

セゾンプラチナビジネスアメックスカードは、初年度年会費無料で本格的なプラチナカード体験ができる魅力的なカードです。

プライオリティパスの無料付帯、充実した海外旅行保険、JALマイルの高還元率など、ビジネスとプライベート両方で役立つ特典を提供しています。

年会費は33,000円(税込)ですが、プライオリティパスを数回利用するだけで元が取れるコストパフォーマンスの良さが特徴といえるでしょう。

星野リゾートの最大40%割引や、高級レストランで2名利用時に1名分が無料になる優待など、日常生活を一段上のクオリティで楽しめる特典も魅力です。

初年度無料で試せるので、自分のライフスタイルに合うか確かめてみることをおすすめします。

この記事を共有する

コメント一覧

コメントはありません。
コメントを残す